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ゴルフコース・練習場

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JTカップ2週間前の速いグリーンに挑戦!〜新ラウンド日記第16回

12月5日~8日に開催されていた「JTカップ」の舞台、東京よみうりカントリークラブを、2週間前にコンペでプレーする機会を得ました!

トーナメントの直前ということで、グリーンなどのコースコンディションも万全で、とても速いグリーンに悩まされることになると覚悟して、当日を迎えました!

トーナメント2週間前のゴルフ場はどんな感じなのか? 想像もつきませんが、それを自分の腕で試してみたいと思います。

今回の新ラウンド日記は、その報告です!

東京よみうりカントリークラブは2グリーンのコースです!

JTカップの舞台である東京よみうりカントリークラブは、名匠「井上誠一」設計の名門コースです。コースは、東京都西部、多摩丘陵の稲城市にあります。

コースは丘陵コースで、アップダウンのきついコースです。皆さんもJTカップをテレビでご覧になって、そのアップダウンに気づく方もいるでしょう!

グリーンは、ベントグリーンと高麗グリーンの2グリーン制です。JTカップは、ベントグリーンを使用します。ベントグリーンが本グリーンでしょう。

ベントグリーンと高麗グリーンでは、距離も違い、当然攻め方も変わります。

この日のグリーンは、「11.0フィート」でした!

JTカップを2週間後に控えて、11月8日〜11月24日までベントグリーン使用ですが、その後は12月1日まで高麗グリーン使用に変わり、JTカップを迎えます。

このトーナメントに備えて、ベントグリーンは、最後の仕上げに入ることになります。この日は、ベントグリーン使用の最後の時期でした。

当初の予想では、これからベントグリーンの仕上げをするので、まだ少し伸ばしていて、それほど速くはないのではないかというのが、参加者の思いだったようです。

私も同感で、元々速いけれども、今日はまだ仕上げ前だから、という期待もありました。

しかし、その期待は見事に裏切られて、この速さでした。11.0ftは速いです!

上につけたら、下りは止まりません。下からのパットも球足が伸びてしまいます。

練習グリーンで、皆さんが異口同音に「速いねぇ!」と口にしていました!

キャディーさんのスタート前のアドバイスとは?

getty

スタートする時に、キャディーさんからのアドバイスとして、「グリーンは速くて、上につけると大変です! 手前から攻めるようにしてください」と言われました。

それができれば苦労しないのだけどと、心の中で言いながら聞いていました。

さらにアドバイスは続いて、「もし上についたら、そのパットをする際には、ゴルフボールをヒットする音がしてはいけません! 『コツン』と音がしたら、球は転がって止まりませんからね!」。

これも、納得できるアドバイスですが、そのアドバイス通りにはいかないことが、わかっていました!

今日はインからスタート、難易度の高いホールが続く! そして、最大の難関・18番のショートホールがきました!

今回は、インの10番ミドルホール(パー4)からスタートしました。

10番は、昨年のJTカップで最終日最も難易度が高かったホールです。今日は、2段グリーンの奥に、ピンが切られていました!

このグリーンで奥につけた同伴者のパットは止まらずに、あわや段を落ちるギリギリでした!

この後も、難しいグリーンが続きました

そして、インの最終18番に来ました。レギュラーティーでも210ヤードで、難関のショートホール(パー3)です。このホールは、フォローの風が吹いていました。

ティーグラウンドからでも、そのグリーンの傾斜は、十分に想像できました。

グリーンの左右の手前にはバンカーがあり、バンカーとグリーンの間には少しラフがあります。

ティーショットは、グリーン手前のバンカーを越えたラフで、ピン下を狙っての2打目のアプローチは、ピン下やや右の1.5メートルほどにつきました。

ややフックラインでしたが、このパットは、左に切れながら、カップのわずか右を通過して、カップ真上1センチに止まりました。

ところが、止まった瞬間に、球は傾斜で手前のカップに吸い込まれました。「えっ、真上から戻って入るんだ!」同伴者全員がポカンとしていました!

これは、序章に過ぎずに、下から打った方の球はカップに届かずに止まると、今度は手前に戻り始めます。これを繰り返すこと4回で、やっとカップインとなりました。

この18番グリーンは恐ろしいです! 後続組のグリーンを見ていると、上からのアプローチは下の花道まで、転がり落ちていました!

このグリーンを思い出しながら、JTカップを見たいと思います。

後半のアウトでも、インの18番と同じように戻ってきてしまうグリーンがありました!

後半のアウトでも、18番と同じように戻ってきてしまうグリーンがありました。特に、厳しいなぁと感じたのが、8番ショートホールです。

距離は160ヤード程度ですが、グリーン右手前にバンカーがダブルであり、深いバンカーでなかなか出ないバンカーでしょう。

また、グリーンの真ん中の部分にくぼみがあり、極端に右に傾斜しています。

ティーショットで、今日のピン位置は、ちょうどくぼみの上で、キャディーさんは「ピンを狙って少しショートすると、くぼみの傾斜でバンカーに落ちます!」と、アドバイスしていました。

このグリーンでも、奥からのパットが傾斜で止まらずに、エッジを転がり、バンカーの上のラフまで行ってしまいました。

ここから寄せようとしましたが、やはり戻ってきてしまいます。私は、右奥からのパットでしたが、ピンの上に向かって打ちました。

“怖い、怖い”井上誠一先生、何というグリーンを造ってくれたのですか!

トーナメント2週間前のコースは、とても難しくアマチュアでは、歯が立ちませんでした!

getty

この日は快晴でしたが、木枯らし1号が吹き、多摩丘陵の山あいを、強風が一日中吹き荒れて、とても厳しいコンディションでした。

この強い北風に加えて、グリーンが11.0フィートという速さで、スタート前の想像通り、グリーンはとても難しく、歯が立ちませんでした。

このコースのメンバーの話では、「この速さと、今日のピン位置は経験したことがない」と、言っていました。

なお、心配していたラフはそれ程深くはありませんでしたが、ラフとフェアウェイの差は歴然でした!

恐るべし「東京よみうりカントリークラブ」です。

でも、とても良い経験になりました。トーナメント2週間前に、こんな素晴らしいコンディションでプレーできたことに、感謝したいと思います!