初心者
kurumi
ゴルフコンペに初参加!前日までにチェックするべき注意点やルールは?
ゴルフを始めると1組4人のプライベートラウンドに誘われるだけではなく、「ゴルフコンペ」に誘われる機会も多いと思います。
ゴルフコンペは通常のラウンドとは少し違いますので、当日までに、注意点やルール、マナーなどをチェックしておきましょう。
誘われたからとそのまま指定された場所に行ってしまうと、戸惑ってしまうこともあるかもしれません。
目次
-
- ゴルフコンペとは?
- ゴルフコンペに参加するにはどれくらいのスコアが必要なの?
- ゴルフコンペに誘われた時に確認する5つのポイント
- 1.日時
- 2.開催ゴルフ場とアクセス
- 3.集合時間
- 4.費用・清算方法
- 5.表彰式の有無
- グロス? ネット? ハンディキャップで順位は変動する
- 入賞の他にも用意されている主な賞は?
- 1.ベスグロ賞
- 2.ニアピン賞
- 3.ドラコン賞
- 4.ブービー賞
- ゴルフコンペ独自で設定される主なルール(ローカルルール)
- 1.6インチプレース
- 2.ワングリップOK
- 3.プレイング4で前進4打
- エチケットリーダーとは?
- 初参加でも大切な3つのマナー
- 1.あいさつをしっかり行う
- 2.プレーファストを心がける
- 3.人が打っている時に邪魔をしない
- スコアカードの提出は組の代表1人が行う
- ゴルフコンペで入賞した時はどんな景品がもらえるの?
- ゴルフコンペで優勝したらスピーチを求められることも
- ゴルフコンペの幹事に指名されたら?
- 初参加のゴルフコンペ、注意点やマナーに気を付けて楽しく過ごそう!
ゴルフコンペとは?
ゴルフコンペとは、「ゴルフコンペティション」の略です。
コンペティションとは「競技会」という意味ですので、直訳すると「ゴルフの競技会」という意味を持ちます。
競技会と聞くと、本当に上手い人たちが集まってその腕を競うと思われがちですが、それらはゴルファーの間で「競技」と明確に示される場合が多いです。
一般的にゴルフコンペと言うと、ゴルフの仲間内の集まり、会社内の集まりなど、親睦会の意味合いを兼ねて開催される場合がほとんどです。
ゴルフコンペには、「○○会親睦コンペ」や「○○周年記念コンペ」などの名称が付けられていることが多いです。
その規模は様々で、3組で開催されることもあれば、ゴルフ場全体を貸切って、30組や40組の大人数で開催されることもあるのです!
人数が多ければ緊張してしまうと思う人もいるかもしれませんが、ゴルフコンペは知り合いから話が来る場合が多く、参加者は共通点や共通の知人がある人たちがほとんどのため、誘いを受けたら気軽に参加してみましょう。
ゴルフコンペに参加するにはどれくらいのスコアが必要なの?
「自分はゴルフ初心者なので、ラウンドに行っても、120も130も叩いてしまう。これでは参加ができないのでは?」と、心配になる人もいると思います。
しかし、特に親睦の意味合いを持ったゴルフコンペにおいて、「平均スコアが100以下の人」や、「ハンディキャップ28以下の人」など、参加者のスコアに関して、参加の可否を問うルールはあまり見かけません。
スコアはいくつ叩いても良いですが、前の組と1ホール以上離されないよう、スロープレーにならないよう心がけることがマナーです。
ゴルフコンペに誘われた時に確認する5つのポイント
初めてゴルフコンペに誘われたら、確認するポイントが5つあります。順に見ていきましょう。
会によっては大勢の人たちが参加しますので、「知らなかった」では、他の人に迷惑をかける結果となってしまいます。
1.日時
まず、日時です。
誘われて返事をしたは良いものの、この日時に自分の体が空いていなければ、参加すること自体が難しいです。ゴルフコンペも通常のプレーと同じように、事前予約をするため、返事をしたのに予定が入っていたという場合は、キャンセルなどで迷惑をかけることになります。
スタート時間は、参加者が決定してからゴルフ場に組み合わせを登録するため、1~2週間前に知らされることが多いです。
もし、家庭の事情や仕事の事情などで、早めスタート、遅めスタートが都合が良いという場合は、あらかじめその旨を伝えておくと良いでしょう。
最初の組がスタートする数十分前に、練習グリーンやマスター室前にコンペ参加者が集合して、主催者の挨拶や当日のルールの説明が行われることが多いので、遅くともその時間に間に合うよう、できれば、スタートの1~1時間半前までにはコースに到着するようにしましょう。
2.開催ゴルフ場とアクセス
次に、開催ゴルフ場と、そこまでのアクセスです。
行き慣れたゴルフ場であれば大体の時間が計算できると思いますが、ゴルフコンペでは、行ったことのないゴルフ場が会場になることも多いです。
知らない道で何かトラブルがあった場合、集合時間に間に合わない可能性も出てきます。
当日にカーナビにゴルフ場をセットして、その通りに動くのではなく、事前にゴルフ場までのアクセスを調べておき、当日は確認程度でカーナビをセットするくらいが気持ちにも余裕を持って移動できるでしょう。
検索サイトなどで、到着するのに必要なおよその時間をあらかじめ調べておくとよりいいでしょう。
近場の駅まで送迎バスが来てくれる場合は、何時にバスに乗れば何時にゴルフ場に着けるかの確認も必要です。
ゴルフ場の送迎バスは、20分に1本、30分に1本など、決まった時間に運行される場合も多いため、乗ったは良いけれども出発までに30分かかった、といったこともあり得ます。
早い時間に着く分には良いですが、遅くなるとそれだけ幹事や同伴者に心配をかけてしまいますので、しっかりと開催ゴルフ場とアクセスを頭に入れておいてくださいね。
3.集合時間
ゴルフコンペでは、プレーの前に集まって、受付やルール説明、幹事挨拶、記念撮影などの開会式が行われることが多いです。
例えば自分のスタート時間がゴルフコンペの中の3組目だったとしても、開会式は1組目がスタートする30分程度前に行われるため、その時間が参加者全員に集合時間としてアナウンスされます。
スタート時間までに着けば大丈夫と思っていたら、結果的に遅刻扱いとなってしまった、ということも。
ゴルフコンペでは多くの人が集まって、未経験の人は少なくとも緊張を感じるものですから、集合時間の前にゴルフ場に着き、練習をしたり、コーヒーを飲んだりするなど、自分を落ち着かせる余裕を持つことをおすすめします。
4.費用・清算方法
通常のラウンドでは、プレー代・昼食代・茶店利用の料金や練習場の貸ボール代金などを合算して支払われる方法が取られます。
けれど、ゴルフコンペに参加した場合、それらとは別に、「参加費」が追加されることが一般的です。
一般的な相場としては1000円~3000円、高いところでは5000円程度の金額が提示されることもあります。
ゴルフコンペでは、開会式(始球式)としてスモークボールを打つイベントが行われたり、ニアピンやドラコンなどの賞が設けられていた場合、フラッグを用意するなど、さまざまな備品代がかかります。
親睦目的のものでも参加者全員の順位が出され、それぞれの順位に応じた景品や、参加賞が用意されます。
参加費は、これらの備品や景品に対して利用されます。
親睦目的でのゴルフコンペの多くは、ラウンド代金は各自フロント清算、参加費等は現金で徴収となりますが、参加費等も含めてすべてフロント清算といった場合もありますので、その費用や方法は、事前に確認しておきましょう。
5.表彰式の有無
ゴルフコンペでは、終わってすぐに解散といった流れを取ることは少なく、皆がホールアウトをしてスコア集計をしたら、全員の順位を算出し、表彰式、並びに閉会式が行われます。優勝者は参加者の前で、スピーチを求められることもあります。
ゴルフ場を貸切にするような大きなコンペでは、各自解散、後日成績表や景品を自宅へ発送といった流れを取ることも多いため、自分の参加するゴルフコンペで表彰式や閉会式を開催するのかどうかを確認しておきましょう。
表彰式はないものとして自分1人で帰ってしまうと、景品の受け渡しなどで幹事が困ってしまう場合があります。
その後の予定を入れていたとしても、表彰式の有無により、閉会式までいられるよう、時間を調整するのが良いですね。
ちなみに最近は、感染対策として閉会式を省略するコンペが増えてきているようです。
グロス? ネット? ハンディキャップで順位は変動する
実際にコンペに出た人で、初めて順位表を見た時、スコアが2つ記載されていることに首を傾げた人もいると思います。
その2つとは、グロススコアと、ネットスコアです。
グロススコアとは、実際にそのプレーヤーが打ったスコアのことです。
ネットスコアとは、その人に与えられたハンディキャップをグロススコアから引いて算出されたスコアのことです。
ゴルフコンペでの順位は、ネットスコアをもとに、1位から最下位までの成績がつけられます。
ゴルフコンペには、腕前が確かな人から、ゴルフを始めたばかりの初心者まで、さまざまな人が参加します。
グロスだけで競ってしまうと、番狂わせがない限り、その腕前通りのわかり切った結果が出てしまい、面白くありませんよね。
そこでゴルフコンペでは、老若男女の分け隔てなく、公平に順位を競えるハンディキャップを付与し、ネットスコアで競うことで、誰でも平等に競技に参加できるような仕組みを設けられています。
あらかじめその人の実力に応じたハンディキャップを用いる場合もありますが、最近では、多くは「ダブルペリア方式」を競技方法として採用しています。
「ダブルペリア方式」とは、18ホール中、隠しホールとして設定した12ホールでのスコアを用い、その時だけのハンディキャップを算出し、グロスから引き算するといった方式のものです。
極端ですが、グロススコアでは最下位だったのに、ネットスコアで優勝! なんていう話もないわけではありません。
入賞の他にも用意されている主な賞は?
参加するにはもちろん優勝景品を持って帰りたいと思う方もいると思いますが、ゴルフコンペでは、優勝や2位、3位などの順位に応じた賞だけではなく、他にユニークな賞が設けられていることが多いです。
主なものを紹介します。あなたの参加するゴルフコンペには、どのような賞がありますか?
1.ベスグロ賞
ベスグロとは、“ベストグロス”を略した言葉で「最もグロススコアの少ない人」を指します。グロスというのは、実際にプレーヤーがホールアウトするまでに打ったスコアのことです。
ハンデ戦のコンペではベスグロを出した人が優勝というわけではなく、ハンディキャップを引いたネットスコアで競われます。
けれど、このベスグロ賞により、グロスが一番良かった人も表彰を受けることができます。
実際にはネットスコアで優勝した人よりもグロススコアが少ないので、上級者はこちらのほうがうれしいと感じる人が多いようです。
2.ニアピン賞
ニアピン賞は、主にショートホール(パー3)で競われます。
ショートホールは距離が短いため、ドライバーではなく、アイアンやフェアウェイウッドなどで直接グリーンを狙っていくことが多いホールですが、その1打目で、カップに一番近い位置にボールを止めた人がもらえる賞になります。
ニアピンホールでは、ニアピン賞用のフラッグが用意されています。先頭の組から、一番ピンに近い位置につけた人がそのフラッグに名前を書き、自分のボールの位置に挿し、後続の組のプレーヤーたちに「現在のニアピンはここだ」と示しておきます。
名前を書いた人が、暫定勝者となりますが、2組目、3組目の人たちが、その人よりも内側につけた場合、同じようにフラッグに名前を書き、ニアピンの場所を更新します。
最終的に、そのフラッグに最後に名前を記入した人がニアピン賞を受け取ることができます。
3.ドラコン賞
ドラコンとは、「ドライビングディスタンスコンテスト」が略された言葉です。
ティーショットでドライバーを使用できるホールで設定されていて、そのホールにおける最長飛距離を競う賞のことです。
ただ飛ばせば良いというものではなく、一般的には、ボールの止まった位置がフェアウェイをキープしていることが条件となります。このため、飛距離のほかに、方向性も追求されるゲームです。
こちらもニアピン賞同様、1組目のプレーヤーで一番飛距離のあった人が専用のフラッグに名前を書き、自分のボールの位置に挿しておきます。
後続のプレーヤーでそれを超えた人は、フラッグに名前を書き、位置を更新していくという仕組みで、最後に名前を記入した人がドラコン賞の受賞者となります。
4.ブービー賞
ゴルフ以外で耳にしたことがある人もいるかと思いますが、ゴルフコンペでは、ブービー賞が用意されていることも多いです。
ブービー賞とは、最下位の1つ手前の人に贈られる賞のことで、「ドベ2」とも表現されます。下から2番目ということですね。
「のろま」「まぬけ」などといった意味合いのある“ブービー”という言葉から来ているもので、実は、元々は最下位の人に送られる賞でした。
それが最下位になると景品がもらえる! ということで、本来なら最少打数を競いベスグロを狙っていくゴルフというスポーツの中で、わざと最下位を狙う人が出てくるようになりました。
そのため、狙って取れるものではない、最下位の手前の人をブービーというようになったのです。
ちなみに、ベスグロを取った人でも、ダブルペリアのハンデが思うようにつかず、ブービー賞を獲得するといったこともあるのが、ハンデ戦のゴルフコンペの面白いところです。
ゴルフコンペ独自で設定される主なルール(ローカルルール)
正式なゴルフの競技以外ではルールに厳格に則ってプレーする方も少ないと思いますが、ゴルフコンペでは、参加者共通のルールを「ローカルルール」として定める場合があります。
ゴルフコンペならではのルールで多いものが、以下の3つです。ローカルルールはプレーに有利になる点が多いため、これらのルールが設定されていたら、遠慮なく活用することも、スコアアップの秘訣になります。
1.6インチプレース
「6インチプレース」とは、ペナルティなしで、自分のボールのある位置から、カップに近づかない範囲で、6インチ以内の場所にボールを移動させることができるというルールで、本来、ゴルフ規則の中に存在しないものです。
しかし、プライベートで行われるゴルフコンペでは、「6インチプレースOK」と記載されている場合が多いです。
このローカルルールを使いボールを移動させる際は、ボールをドロップ(落とす)ではなく、プレース(置く)します。
ボールが落ちた場所が水を含んでいる時やディボット跡の中だった場合など、コンディション不良の状態である時に効果的です。
ちなみに6インチとは、15.24センチの距離です。
プレー中にいちいち定規を持って計るわけにはいきませんので、個人差はありますが、手を広げた状態で親指から小指までの間の距離くらいとして、大体で計る姿が多く見られます。
2.ワングリップOK
ワングリップOKも、6インチプレースと同じく、ゴルフ規則の中には存在しません。
こちらはグリーン上で使えるルールで、ボールがグリーンに乗って、その位置が、パターのグリップ長(約30センチ)以内であれば、次のパットは入ったとみなして、ボールを拾い上げても良い、というものです。
ショートパットに不安を持つ人や、初心者にも優しく、進行を早めるためにも効果的なルールです。
ただし、同伴者が「(拾い上げても)OK」という言葉を発しない前に拾い上げてしまうとペナルティを受けますので、注意が必要です。
3.プレイング4で前進4打
こちらは、ゴルフコンペだけでなく、いつも通りに遊びに行ったゴルフ場でも良く定められているローカルルールです。
ティーショットでOBを出してしまった場合、本来であれば同じ場所から3打目として打ち直しが必要ですが、このローカルルールが設定されていた場合、「プレイング4」と呼ばれるティーイングエリアまで前進し、そこから4打目としてプレーを再開させる、といった内容です。
これは、「プレイング4から打ち直しが可能」といった場合と、「プレイング4から打ち直さなければならない」と、選択か強制か、そのゴルフ場やゴルフコンペによって定められ方が違います。
OBを打ち直しするとその分時間がかかってしまうため、プレーの進行に有効な手段です。
また、本来は「仮に打ち直しの3打目を上手く打てたらこの辺までは来るだろう」という位置に設定されているのがプレイング4のティーイングエリアですが、コースやホールによっては、絶対に届かないような前方に設定されていることもあります。
プレイング4が選択可能なコンペで、このようなシチュエーションに遭遇したら、積極的にプレイング4を選択することも戦術の1つです。
エチケットリーダーとは?
ゴルフコンペで、各組に「エチケットリーダー」が定められることがあります。
「エチケットリーダー」とは、自分の組が、プレーを安全に、かつ迅速に進められるよう、気を配る役割を担う人です。
パーティの中でもハンディキャップが一番少ない人や、最年長者が選ばれることが多いため、初心者にはなかなか回ってこない役割ではありますが、もしこの言葉を聞いたら、そういった人という認識を持っておくと良いですね。
初参加でも大切な3つのマナー
ゴルフは紳士淑女のスポーツと言われており、ルールやスコア以上に、大切なマナーがあります。
これらのマナーはゴルフコンペに限ったことではなく、初参加だからと言ってマナー違反をすることは許されませんので、心がけてプレーを行いましょう。
1.あいさつをしっかり行う
まずは、基本的なあいさつです。
ゴルフコンペでは、開会式の前などに、ドライビングレンジでの練習や、練習グリーンでの練習、レストランでのコーヒータイムなど、同じゴルフコンペに参加する人と顔を合わすことが良くあります。
その時は、「本日はよろしくお願いします」と、しっかりとあいさつすると、好印象ですね。
また、前半のファーストショット時、後半のファーストショット時、プレー終了後など、「よろしくお願いします」「ありがとうございました」と、同伴者へのあいさつも、皆が気持ちよく過ごせるための、大切なマナーです。
閉会式が終わり帰路に着く時も、「またよろしくお願いします」とあいさつをしておくと、人との輪が広がるかもしれません。
2.プレーファストを心がける
ゴルフ場では、当然のことながら自分たちの組だけがプレーをしているわけではありません。
前の組も後ろの組もいて、等間隔でスタートしていきます。そのホールにかける大体の目安の時間が決まっており、ミドルホール(パー4)は15分、ロングホール(パー5)は20分、ショートホール(パー3)は10分程度が標準と言えるでしょう。
1組が遅れを取ってしまうと、その組だけでなく、後続の組、さらにその後続の組と、続くすべての組に影響が出てしまいます。
同伴者のボールの行方をしっかりと見てロストボールのリスクを減らす、自分がミスショットしてしまったらリカバリーのため早めに自分のボールの場所に行く、グリーン近くになったらアプローチ用のクラブと一緒にパターも持っていくなど、できる限りの対策を取り、プレーファストに努めましょう。
3.人が打っている時に邪魔をしない
ゴルフでショットする時間は、1打につき2秒程度と言われていますが、その2秒をナイスショットするために、大きな集中力が必要となります。
同伴者とのコミュニケーションはとても大切ですが、他の人がアドレスを取った時点で集中力が高まっていますので、その邪魔をしないよう、会話をいったん止め、その場から動くのも止めておきましょう。
プレーヤーが目標方向にアドレスをした時の後方線上に立つというのも、スイング中に視界に入る可能性がありますので、注意が必要です。
こちらに関しては同伴者だけではなく、前の組に追いついてしまった時、ティーショット中なども同じように気を配る必要がありますので、常に周囲を気にしておくことが大切ですね。
うっかりしがちなのが、自分の影。特にグリーン上で他の人のライン上に自分の影が入ってしまうと邪魔になる可能性がありますよ。
スコアカードの提出は組の代表1人が行う
ゴルフコンペは多くの参加者のスコアを集計して、1位から最下位までの順位を出します。
1人1人が自分のスコアを提出するとなると、人数が多いほど幹事やゴルフ場に負担になってしまいますので、1組の中で代表者を決めて、その代表者がみんなのスコアをまとめたカードを提出します。
最近はカートにスコアを入れることのできるナビがついているゴルフ場も増え、その場合、集計や順位表もそちらで自動的に出してくれます。
そのようなナビがついていれば、手間いらずで間違いがないですね。
提出の前には、それぞれがスコアの確認する「アテスト」を必ず行いましょう。
ゴルフコンペで入賞した時はどんな景品がもらえるの?
全員のプレーが終われば、スコア集計が行われ、いよいよ表彰式です。
ゴルフコンペでは、賞に応じた景品が用意されていることが多いですが、いったいどんな景品がもらえるのでしょう?
実は、これは会によってさまざまで、ゴルフ用品のこともあれば、お肉や果物、お酒など、食べ物の場合もあります。商品券やクオカード、また、後日カタログギフトが届いて、好きなものを発送してもらえるという例も。
何であれ、賞に入って何かもらえるということは、ゴルフコンペに参加した結果としてうれしいものですね。
ゴルフコンペで優勝したらスピーチを求められることも
ゴルフコンペでは、グロススコアからハンディキャップを引き、算出されたネットスコアで順位を競いますが、優勝に輝くと、スピーチを求められることも多々あります。
初心者で初参加の方でも、ハンディキャップが多くつけば、いきなり優勝ということもあり得ます!
優勝スピーチはなにを話したら良いかわからず困る人もいますが、参加者皆さんに対する労いの言葉と、今回の成績に対する同伴者への感謝などを述べ、次回に向けた意気込みを伝えるパターンが無難です。
同伴者への感謝の言葉の定番としては、「本日は同伴競技者に恵まれ~」とスピーチを始める人が多いようです。覚えておくといつか使う日が来るかもしれません。
余裕があれば、プレー中の出来事を面白おかしく話す、という人もいますので、ユーモアを交えて笑いを誘う一言を考えておいても良いでしょう。
ゴルフコンペの幹事に指名されたら?
初心者の方にはまだまだ縁遠いお話かもしれませんが、定期的に開催されているゴルフコンペでは、優勝者が次の幹事をやるなど持ち回り制にしていることも多く、自分が幹事になる可能性も、ないとは言い切れません。
もしゴルフコンペの幹事に指名されたら、ゴルフ場の手配や連絡、参加者の募集、景品の買い出しやフラッグ作りなど、多くの作業が待っています。
けれど、経験者に聞いたり、協力者を募ったりして、どのようにするとみんなが楽しめる会を作ることができるのか、考えて取り組んでいくことが大切です。
初参加のゴルフコンペ、注意点やマナーに気を付けて楽しく過ごそう!
初心者の方でゴルフコンペに初めて誘われた時、未知の世界に構えてしまう人もいるかもしれません。
けれど、特に親睦の意味合いのゴルフコンペの場合、知らない人が一緒の組でも、基本的には誰かのつながりで会に参加している人という共通点がありますので、すぐに打ち解けることができるでしょう。
ただし、基本的な注意点や、その場にいるみんなが楽しめるための振る舞い、マナーはとても大切です。
それらにしっかり気を付けつつ、初めてのゴルフコンペを楽しんでくださいね!