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ゴルフウェア

こせきよういち

世界のゴルフ界の面白情報を拾い読み#5 「ゴルフは紳士のスポーツだけど……」

ゴルフは昔から「紳士のスポーツ」と言われています。

ですから、作業着のような服装やTシャツ、ジーンズは一般にご法度=マナー違反です。

ツアーの世界では襟付きのシャツに、ロングパンツがマナー。

ですから、昨年欧州ツアーが練習ラウンドとプロアマ競技に限り、ショートパンツの着用を許可したことはちょっとした話題になりました。

そんな、服装にうるさい世界にもかかわらず、下着姿のプレーヤーがときどき見られるのです。

「病院に行くときとPGAツアーでプレーするときは、いつもきれいな下着さ」

先週の米ツアー競技=キャリアビルダー・チャレンジの3日目(予選ラウンドの最終日)。

スペインのゴンサロ・フェルナンデス‐カスターニョはPGAウエスト・ジャック・ニクラウス・トーナメントコースの9番ホール(パー4)で、グリーンを狙った第2打が池の淵のこの位置にストップ。

もう少し手前なら左打ちもできますが、このライでは池の中に入るしかありません。

そして、下着姿になって放った第3打はナイス・アプローチでした(でも、残念ながらパーセーブはなりませんでした)。

試合が終わったあと、彼はツイッターにこんなコメントを書いています。

「病院へは、いつもきれいな下着をはいて行く。それと、米ツアーでプレーするときも、ね。だって、パンツを下げたところを全国ネットで放送されるかも知れないからさ」

下着姿のプレーヤーは、日本ツアーでは見かけたことはありませんが、欧米ツアーではときどき目にします。 

「誰だってパンツが泥だらけになるのは嫌だからね」

下着姿のプレーヤーは、昨年も米ツアーに出現していました。

恥ずかしい姿になったのはゲーリー・ウッドランド。昨年2月のホンダクラシックの最終日、6番ホールでのことでした。

そして、やっぱり全国ネットで放送されたのでした(リンク先参照)。

アメリカのゴルフ専門局ゴルフチャンネルはこのシーンをインスタグラムにシェア。

そこには「誰だってパンツが泥だらけになるのは嫌だからね」とのコメントが付けられています。

「成人女性誌から契約の話が来るかも知れないね」

下着姿のプレーヤーといえば、この人。

パンツ一丁になっているのは、メジャーチャンピオンのヘンリック・ステンソンです。

上記、ウッドランドの動画でも「ステンソンを思い出す」というコメントが聞かれます。

これは2009年の世界ゴルフ選手権シリーズ「CA選手権」(現・キャデラック選手権)の初日の12番ホールでのことでした。

この画像を掲載した記事(イギリスの「ザ・ガーディアン」)にはステンソンのこんなコメントが載っています。

「泥だらけのライだったからね。それでドロドロになったウェアを着て、残りの6ホールほどをプレーする心の余裕はなかったのでこうするしかなかったのさ」

「話題にされるのは覚悟してるよ。写真が出回れば、もっと突っ込まれるだろうね」

「この話は墓場まで持っていくよ。この姿に恐れて、多くのギャラリーがコースを離れていないといいけど」

「(反対に新しいスポンサーの話が来るかもしれない)まったく知らないことだけど、成人女性誌(『プレーガール』誌)から契約の話が来るかも知れないね」

実際、同じ組でプレーしていた今田竜二もステンソンの下着姿について、
「僕は本当に笑いはしなかったよ。ただセクシーといっただけさ」と含み笑いで語っています(リンク先動画)。