ゴルフスイング
レッスンプロ・クラフトマン 河野
素振りで上手くなる。インパクトとフィニッシュに注意して素振りをしよう。
こんにちは。
レッスンプロ・クラフトマンの河野です。
今回は、仕事で忙しい方やなかなか練習場に行けない方に「素振りで上手くなる」方法をレクチャーさせていただきます。
それに、スイングを変えたいと思っている方も、ボールを打ちながらスイングを変えるのは簡単ではありませんが、鏡などを利用して素振りで新しいスイングの基礎を作ってしまえばそれ程苦労をしなくてもスイング変更ができると思います。
素振りと本番では、スイングが違ってしまう。
素振りと本番では、スイングが違ってしまう。良く聞く言葉です。
原因は、ボールを打つためのフェース面の管理ができていないためです。
ストレートなボールを打つためには、インパクトの時にフェースがアドレスの状態に戻っていなければいけないのですが、素振りでは多くの方がクラブを振ることしか考えないので、実際にボールを目の前にした場合、まるで別の動きになってしまうのです。
そうならないように素振りをするには、インパクトでフェース面がアドレスの状態に戻るように行う事が一番大切です。
まずは、インパクトでフェース面がアドレスの形に戻るスイングを、動画のコマ送りのようにユックリと練習をして体と脳に記憶させます。
★オンプレーンに振るためには、スナップを使い、グリップエンドをボールに向けながらテークバックします。
★トップもしっかりと一瞬止めます(どのようなトップの形になっているか鏡で確認してほしいです)。
★ダウンスイングもユックリと行い、インパクトでフェースがアドレスの状態になるようにします。
★フォローは左耳の下に右腕が巻き付くようにユックリとヘッドを背中まで回します。
★インサイドアウトに素振りをします。
インサイドアウトのスイングプレーン。
ストレートから軽いドローボールを打つためには、インサイドアウトのスイングプレーンが必要です。
そのため、素振りの練習でも上記の写真の赤いラインのように仮想のボールを打った後20センチは、ヘッドを白線より外に振り抜き大きなフォロースルーを取ります。
この素振りを朝夕10回ずつ、できるだけ毎日行います。
水平素振り。
★水平素振り(ユックリと振ったり強く振ってみたりしてください)
大きな鏡(姿見)に映しながら水平素振りをします。水平のプレーンから外れないように振り切ります。
トップの形を確認したりプレーンから外れる動きがないか確認のためにも、鏡を見ながらの水平素振りをします。
素振りを行う時にはいつもインパクトを想定してフェースをアドレスの形に戻します。
★タオル素振り
タオルの先端を軽く結び、首に巻き付けるように素振りをします。スナップをできるだけ使います(しっかりとフォロースルーを取ります)。
★クラブ2本素振り
クラブを2本持ち筋トレを兼ねて素振りをします。確実に右腕を左耳の下に巻き付けるようにフィニッシュまで振り切ります。
素振りで上手くなるためには、仮想のインパクト時にフェース面がアドレスの状態に戻っている事と、フィニッシュまで振り切るクセを付けます。
実際にボールを打つとフィニッシュまで振り切る事は簡単にはできません。
そのために、振り切る事をクセのようにして身に着けてしまいましょう、それには素振りが最適です。
それに振り切れるフィニッシュを取るためには、腕が正しく動かなければなりません。
フィニッシュは、右腕を左耳の下に巻き付けるように最後まで振り切ります。
ゴルフの格言で「素振りと本番が同じになればシングルです」と言いますので、私のお勧めする素振りでシングル入りの基礎を作ってください。
レッスンプロ・クラフトマンの河野でした。