ゴルフスイング
飛太郎
おなじみのヘッドスピードアップ素振り、3つのポイントを守れば効果倍増!
こんにちは! 飛太郎です。
「HS(ヘッドスピード)アップ素振りの効果を倍増させる方法」。
あのお馴染みの素振り方法を、より効果的にする方法についてカンタンに語ってます。
皆様のHS向上に、少しでも有益なものとなりますように……という思いから、記事でさらに具体的にご説明させていただきますね。
あ、別にHSを上げたくない方はスルーしちゃってください(笑)。
HSや飛距離だけがゴルフじゃない。
飛太郎はドラコン選手ですが、そうおっしゃる方のお気持ちも十分に理解しておりますので♪
目次
HSを追い求める皆さんへ、はじめに。
重いバットなどを振った後に、軽いものを振るというドリル。
HSを向上させるのに有効な手段として、多くのゴルファーにとって、もはやメジャーなモノですね。
この記事でご紹介する「飛太郎式・素振り効果倍増法」は、何も特別なことを取り入れているわけではありません。
一般的なその素振り方法を、深堀りしたものに過ぎません。
ですがそのドリルを行うにあたって、多くの方が誤解して実践してしまっているために、思うように効果を得られていないという事実があります。
多くの方のそういった誤解を解消し、皆さんの身体にかかる負荷を最小限に抑えた上で、効率よくHSを向上させることができるように。
その思いを込めて、僕がケガを負ってから今まで取り入れてきたことをご紹介します。
ポイント①「漫然と素振りしないでください」その理由
男女問わず、HSを向上させようと望んでいらっしゃる方は、すなわちゴルフにおける飛距離を向上・安定させ、スコアアップを望まれている方だとお見受けします。
ならばいかに素振りと言えど、そこを疎(おろそ)かにしてしまうのは好ましくありません。
正しくアドレスを取り、ティーショットと同じように素振りをする必要性があると僕は考えています。
動画でのポイント、1つ目は「漫然と素振りをしないこと」でした。
人間の身体は、僕らが思うよりもずっと賢く、優秀で、どんな困難であっても乗り越えようとその困難を学習し、未来に活かそうとしてくれます。
それ故に、彼ら肉体は、素振りでさえも「記憶・学習」してしまいます。
重いバットを振ったとしたら、その重さに慣れようとしてくれるんです。
すべては、あなたのために。
あなたに降りかかる困難に立ち向かい、慣れ、確実に生存するために。
あなたがもし、「素振りは身体をほぐすのが目的だから」と思っていたとしても、もの言わぬ肉体はそれを汲み取ってはくれません。
真面目なんです、人間の肉体って。
ですから、素振りであっても実際のショットであっても、同じスイングをしないと身体は最大限反応することができないんです。
もしも、以前からこの素振り方法をずっと試していて、思うように成果が出ない方はそこに着目してみてください。
ポイント②「振り幅は徐々に広げていってください」その理由
重いバットを、最初からフルレンジでスイングしないこと。
これはもうおわかりかとは思いますが、第一点目に皆さんのお身体のためです。
いかに十分なストレッチを済ませていたとしても、ゴルフスイングという動きを行うにあたって、身体の中にはゴルフスイングでしかほぐせない部位があります。
トレーニングも同じことが言えますが、ゴルフスイングで発揮させたい筋力は、最終的にはゴルフスイングの中で養うのが最も理に適ってます。
二点目に、ただ闇雲にフルスイングをするだけでは、ただ単純に重さに慣れてしまうだけで、もったいないことになります。
クラブの力を、スイングの本当の力を感じてあげること。
これが二点目の狙いです。
小さな振り幅から、バットのヘッド重量を感じるように振ってみましょう。
振り子の感触がダイレクトに感じられると思います。
そして徐々に振り幅を広げていきながら、そのヘッドの重みがどのように変化していくか、身体に教えてあげてください。
そうすることで、これまでただの準備運動だった、あるいはあまり効果が得られなかったはずの素振りが、一変します。
「速く振る」という本当の意味も、きっとあなたの身体は感じてくれると僕は信じます。
腕力や体力だけでただ振り回すのではなく、僕が何度となく皆さんにお話ししてきた「ゴルフスイング」の力を、きっと感じられると確信します。
ポイント③「軽いものを、身体全体で速く振る!」その理由
最後のポイント。「軽いものを、身体全体を使ってなるべく速く振る」です。
この軽いものを使って素振りをする狙いは、有名な話ですが「リミッターを外す」ことにあります。
僕ら人間の身体は、本来とんでもない力を秘めています。
最大重量に換算すれば、実に17トンもの重量に耐えるとさえ言われているほど。
だから僕は日頃から、「老若男女問わず、人間にはスゴイ力がある」と言っているんです。
ただ、その秘められた力をフルに発揮すると、肉体はただでは済まないとされています。
内臓・筋肉・骨・皮膚を問わず甚大なダメージを負うことになります。
脳はそれを知っていて、生命維持・生存のためにあえて「リミッター」を設けています。
それ故に、人間は本来の潜在能力の30%しか使えていない、と言われているんですね。
話を本筋に戻しますが、このHSを上げる素振り方法は、そういった脳のリミッターを「だます」方法なんです。
重いバットなどを繰り返しスイングし、その後に軽いものに持ち替えてスイングすることで、脳は「あれ? クラブって軽いじゃん!」と錯覚するんです。
スキーなどを楽しんだ後に、スキー靴を脱ぐと身体が軽く感じますよね? アレと似たような作用が起きます。
その作用を活用することで、ほんの少しだけリミッターを緩めてあげる。
それこそが、この素振り方法の本旨となる訳です。
ただ、せっかく重いバットを振って下ごしらえを終えたのに、軽いものに持ち替えた際に、軽いからといって腕だけで振ってしまうと効果は半減します。
あくまでも「身体全体で、キチンとスイングしてあげる」こと!
そうすることで、ゴルフスイング全体に先ほど述べた「錯覚」が起きるわけです。
長くなってしまいましたが(毎度のことですが笑)、ぜひこの3つのポイントを押さえて素振りしてみてください。
それではまた! 飛太郎でした。