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ゴルフスイング

アビ

調子が良い時こそ第三者に見てもらうことが重要です!

一昨年末、ゴルフの調子があまりにも悪く、一時的にコーチ(通っているゴルフ練習場所属のコーチで、20分で3000円くらい)にパーソナルレッスンをしてもらっていました。

実際、かなり効果があったと思っているのですが、悪い時にやれることって、あくまでも対処療法なんですよね。

ベースの底上げをするためには、定期的に通う必要があると思っています。

「コーチに見てもらおう」と思う時

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コーチに見てもらおうと思う時って、ほとんどの場合が調子が悪い時なんですよね。

昨年の秋、私が袋小路に迷い込んでしまったのは、ドライバーのプッシュスライスとアイアンのダフリが止まらなくなった時のことです。

ラウンドでこの2つが出だすと、とにかくゴルフになりません。スコアはボロボロ、メンタルもボロボロになります。

何より、ゴルフが楽しくありませんでした。

本やテレビ、YouTubeなどを見て、自分でいろいろと試行錯誤してみたのですが、修正できないどころか、戻るべき場所すらわからなくなってしまいました。

そこで、一昨年の12月から昨年の2月までの3ヶ月間、一切のラウンドをやめて、私が通っている練習場所属のコーチがやっているパーソナルレッスンを隔週で予約し、見てもらうことにしました。

自分のクセを瞬時に判断され、グリップから、始動、切り返し、フィニッシュまで的確なアドバイスをいただきました。

まぁ、最初は気持ちの悪さもあったし、思っていた動きと違うこともあって、この人で大丈夫なのかな……という不安もありましたが、明らかに球筋が変わったし、ミスに強くなった実感もあったので、とりあえず信じて変えてみようと決意しました。

まさかまさかのゴルフ自粛期間の継続……

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そうして真冬の3ヶ月に渡るレッスンを経て、復活への光が差し出し、ラウンドを解禁しようと思った、3月中旬。

ラウンド前日に季節外れの大雪が降り、コースがクローズとなってしまいました。

仕切り直しで3月後半に改めて予約しようとしたのですが……。

今度は新型コロナウイルスが世界的に大流行し、日本でも感染者が増え、挙句の果てに緊急事態宣言まで発令されてしまいました。

経済活動がストップする中であっても、ゴルフは比較的安全ではないかという風潮もありましたし、私自身もそう思っていました。

が、著名人が亡くなったり、子供たちが自粛している傍(かたわ)ら、大人が遊んでいていいのかという罪悪感も相まって、自分自身のラウンド自粛はさらに継続されました。

自分が通っていた練習場も5月末まで完全クローズとなりました。

恐らくこの練習場は苦渋の決断でクローズにしただろうし、これまでの恩義もあるし、近隣の練習場は開いていたのですが浮気はしませんでした。

解禁後に貢献してあげようと思い、レッスンの内容を復習しながら、自宅で素振りをして過ごしました。

この自粛期間の素振りで、スイング改造後に感じていた「気持ち悪さ」が払拭されて身に付いたように感じます。

解禁後、明らかに球筋も変わってゴルフが楽しい

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6月になり、家族の許可も降り、前年の11月から実に7ヶ月ぶりにラウンドを解禁しました。

久しぶりのラウンドということで緊張感がありましたが、とにかく楽しかったです。

特に、私を悩ませていたドライバーのプッシュスライスとアイアンのダフリが改善されていました。

パターはともかく、アプローチは場数不足によって多少苦労しましたが、ショットが改善されたことで、ゴルフ自体が楽になりましたね。

何よりスコアも大崩れしなくなりました。

ホームコースの月例杯でも、ネットスコアではハンデが多い方にはなかなか勝てないですが、ベスグロ(ベストグロス:ハンデを計算に入れない実際のスコア)争いでは常に上位争いもできて、直近の月例杯はゴルフ人生でもベストラウンドと言っていい内容で、ベスグロ優勝も果たしました。

狙っていたハンデもついにシングルになることになりました。

昨年末のボロボロ期を考えると、我ながら良くなったなと感心します。

あの時、一旦ラウンドをストップして、コーチに見てもらって良かったと本当に思っていますし、スイング改造に踏み切ったことや、自粛期間に素振りを増やしたことが、ここにきて奏功したのかなという自己分析です。

調子の良い今こそ、改めてコーチに見てもらう

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それにしても、前回のラウンドは私自身も過去に記憶がなかったほど調子が良く、逆に怖くなったほどでした。

ティーショット前に何も考えなくても、スイングをすればボールがフェアウェイをとらえるという状態でした。

今の自分はどこが良いのか、ダメな時の自分と比べてどの辺りが改善されているのか、また次に何が起きたらダメになる予兆が出るのかを知りたく、絶好調の今のうちにと思って、またレッスンを予約しました。

コーチの方も過去の私のひどいスイングを知っているから、今のスイングとの差に驚かれていて、コーチ冥利に尽きると非常に喜んでいただけました。

基本的には今のままで良いけど、今後悪くなるとしたら……という前提でいろいろとチェックポイントを出してもらい、非常に有意義な時間でした。

また、「調子が良いと言ってレッスンを受けに来る人はほぼいないけど、実際はそれがめちゃくちゃ大事」だと、お褒めの言葉をいただきました。

「これは僕の持論だけど……」という注釈付きですが、

・ダメな時には自分でいくら練習してもどんどん下手になるだけだからやらないほうが良い
・久しぶりにクラブを握ったら少し違和感出るくらい、思い切ってゴルフから離れてみるほうがよっぽど良い

と仰っていましたね。

調子が良い時も悪い時も、定期的に通うことにします

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今後という意味では、調子が良い時も悪い時も、定期的にレッスンに通うつもりです。

自身のチェックポイントの確認もそうだし、悪い時に戻れる場所、良い時には自信を持って委ねられる場所の確認です。

また、身体は変化しているものです。

いつまでも若い時のような柔軟性や可動域ではないので、その年齢に見合ったスイングができるように、定期的に第三者に見てもらいたいですね。

今年、ゴルフに関して年初に掲げた目標は達成できました。

次の目標もできたので、それに向かって日々上達を目指していきたいと思います。