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ゴルフスイング

Yanagi@TPIトレーナー&ドラコンプロ

自分に有益なレッスンや情報を手に入れるために気を付けなければいけないこと!

YouTubeやSNSが広まったことで、簡単にいろいろなゴルフ理論に触れることができる、今日この頃。

ちょっと気になるキーワードを検索すると、何千万件ものサイトがヒットします。

例えば、「ハンドファースト」をGoogle検索すると、「約9,370,000 件」のサイトがヒットします(2023年11月現在)。

もちろん、すべてがゴルフ情報ページではありませんが、あきらかに情報が溢れかえっている状態です。

そこで今回は、情報過多の中でも、自分のスイング改善やスコアアップに役立つ、「情報」との向き合い方について、注意点やポイントをご紹介しようと思います!

注意点その1「検索上位が最高の提案とは限らない」

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まず、インターネットの仕組みから考えると、検索1位が必ずしも最高の内容であるとは限らないということです。

Googleでの検索順位が決まる仕組みを簡単に紹介すると、

1.Googleの「クローラー」と呼ばれるロボットが世界中のサイトの情報を集める
2.各ページの情報を元にページの内容や価値を評価する
3.この時、200以上の要素でサイトを評価している
4.それぞれのページの評価に基づいて検索順位が決定される

という感じです。

この検索順位を決める大前提は「ユーザーファースト」であることです。

そのため、「ハンドファースト」のようなビックキーワードで検索1位になるサイトの内容は素晴らしい評価がつけられるページです。

がしかし、それがそのまま「自分にとっての解決策」であるかは別問題です。

ゴルフスイングはアドレスからフィニッシュまで一連の流れで行われていますから、「ハンドファースト」という一部分だを切り取っても解決策が示されたページが1位表示されるとは限られません。

最低でも「ハンドファースト 直し方」「ハンドファースト 原因」というように、自分が何を知りたいのかを入力しなければなりません。

おそらく、ここまでは皆さんも自然と行っている検索方法だとは思います。

注意点その2「問題を切り取って考えない」

引き続き「ハンドファースト」に悩みがあると仮定して話を進めていきます。

まず考えなければいけないのは、「ハンドファースト」にならない原因がどこにあるかということです。

体力に対してオーバースペックのクラブを使用している場合であれば、クラブ重量に負けて「フリップ」する動作があるかもしれません。

スイングで言えば、テークバックの初期段階で強いコックを入れるクセがあるため、タメがほどけやすく「フリップ」しているのかもしれません。

または、正しいリリースポイントを知らずに「リリース」しているつもりで「フリップ」しているのかもしれません。

「ハンドファースト」にならない原因は十人十色です。

体力に問題があるのか、クラブスペックに問題があるのか、そもそも正しい動きを知らずに悩んでいるのか、「ハンドファースト」にならない原因をまず自分で知る(レッスンプロや相当の腕前の人にチェックしてもらう)必要があります。

体力に問題があったら、いくらタイガー・ウッズの真似を使用としても改善しませんし、オーバースペックのクラブを使っていれば正しいスイングをしていてもいいショットはできません。

「ハンドファースト」にならないというピンポイントを切り取るのではなく、自分のゴルフ、スイング全体を見渡してみましょう。

注意点その3「インスタントレッスンに惑わされない」

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俗に言う「ピンポイントレッスン」は「インスタントレッスン」です。一時的な効果があっても、根本的には改善しないことがほとんどです。

アドレスの向きが間違っている、ボールの位置が違うというのであれば、根本から改善させれることもありますが……。

「ハンドファースト」で打つためにと、インパクト前後の「腕の動き・手首の向き」だけをどうにかしようとしても、直りません。

そうせざるを得ない身体的特徴、代償運動があったり、切り返しでの動きが間違っていたりしては、その魔法はあっという間に解けてしまいます。

注意点その4「アドバイスを受けるコーチは1人に絞る」

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アドバイスを受ける、コーチは基本1人に絞りましょう。

※スイングを教える人、フィットネスを教える人、というように各カテゴリー別に1人ずつ教わるのが理想です。

レッスンに通ったことがある人は体験している人も多いと思いますが、「コーチによって言うことが違う」とゴルフは上手くなりません。

特にYouTubeは「インスタントレッスン」である傾向が強く残りますから、いろんな人の動画を見ていても理論がごちゃ混ぜになり過ぎて混乱するだけです。

ゴルフスイングは、アドレスから体系的に学ばなければなりません。「これだ!!」と思うコーチのレッスン1つに集中しましょう。

そして一番気を付けなければならないのが、「ちょっと上手い人」(アマチュア)からのアドバイスです。

本当に上手い人はゴルフの難しさ、教えることの難しさを知っていますから、こちらから聞かない限り、スイング理論を伝えてくることはほとんどありません。

アドバイスするとしても、アライメントの狂いや、致命的なクセの指摘くらいです。

「ちょっと上手い人」が成功体験をもとに「もっと●●したほうがいいよ!」なんて感覚でアドバイスしてきた場合は、大人の対応でさらりと流してくださいね!

それではみなさん、スポーツの秋! ゴルフを思いっ切り楽しみましょう!!


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