ゴルフスイング
とや
PRGR(プロギア)のサイエンスフィットとは?どんなことをするの?【後半】
こんにちは、ライターのとやです!
PRGR(プロギア)のサイエンスフィットを受けにPRGR NAGOYAに訪れたライターとや。
SSコースという「解析」「ティーチング」「スイングスキャン」の3つを行うコースを選択しました。いよいよPRGRのサイエンスフィットの様子をご紹介していきます!
目次
最初に問診でゴルフのお悩みを
サイエンスフィットではまず最初に問診票を記入していきます。現在のスコアや弾道、最近の悩みなどを記入していきます。
また弾道やスコアなど、目指していきたいところをフィッターと共有します。
例えば100を切りたい! という人とシングルプレーヤーを目指したい! という人では目指すところがまったく違ってくるからですね。
ライターとやのスイング解析
打席で実際にボールを打っていくんですが、インドアゴルフのように前に設置されたスクリーンに弾道や飛距離、バックスピン量が表示されます。
このとき周囲に設置されたカメラでライターとやのスイングは丸裸。
飛距離や方向はもちろん、ヘッド、ボールの挙動がすべて出てきます。なんとなく打ってみると「ちょっと引っ掛けたかな」「右にすっぽ抜けたな」と感じられるときってありますが、それがかなり自分のイメージと近いんですよね。
「正確」と評されるPRGRの解析。さすがです。
ここで各数値だけを見せて終わりではなく、飛距離と直結する数字のポイントや、サイドスピンが出る原理、飛距離を出すために大切な要素と打ち出し角など、大切な項目について1つ1つ丁寧に説明をしてくれます。
ライターとやはそれぞれの数字の意味を理解していましたが、こうした数字の意味が今一つ分からないという人にとっては、かなり有益な情報になるでしょう。
また自分の現状が数字で見られますので、今後どうすればいいのか、練習する方向性も見えてきます。
スイング解析で分かったライターとやのスイングとゾーン!?
実際に打ったボールは軽いドロー弾道だったライターとや。
飛距離も260ヤードほど、弱アッパーのスイングでドライバーショットとしては悪くない数字です。またスピン量も2000回転台だったので数字としては合格。
しかしアタックアングルを見てみると、なんとわずかにアウトサイドインの軌道。本来であればフェードが出る軌道なんですが……。
なぜアウトサイドインの弾道で、ドローボールが出ていたのかは定かではありませんが、スイングタイプではBゾーンに位置します。
プロゴルファーはAゾーンに位置しますので、さらなるレベルアップを目指すためにはAゾーンを目指しましょう、という話になりました。ヘッドの入り方を少し見直してみようと思います。
スイング解析が終わったらいよいよ動作解析へ
続いてライターとやの体の動きが分かる「動作解析」へと移ります。動きをモニターでチェックするために、体中にセンサーを取り付けていきます。
頭や手頸、腕、腰、シューズ、クラブなどありとあらゆる場所にセンサーが取り付けられていきます。
この状態で体を動かしてみると、なんとモニター上で自分の動きが反映されたアバターが動いてくれるんですよね。
手を上げれば、アバターも一緒に動きます。自分がロボットを操っているような感覚で、ちょっと不思議(笑)。
このセンサーを付けたままボールを打ってみると、細かな数字がびっしりと並んだデータが見られるのです。
その数字を比較してみると、PRGRがデータとして蓄積している理想値と、自分の動きがどれくらい乖離しているのかがはっきりわかります。
しかも一瞬のポイントだけでなく、アドレスからバックスイング、トップ、ハーフウェイダウン、インパクト、フォローと各セクションで、体のどの部位がどのように動いているのか一目瞭然。
ライターとやは女子プロゴルファーのデータと比較をしていきましたが、ほぼそれに近い数字。ただ1ヶ所だけ大きく離れていたポイントが、左手首のヒンジの使い方でした。
ヒンジとはいわゆる掌屈の動きを指しています。ハーフウェイダウンで掌屈が強く入るのが女子プロのスイングだそうですが、ライターとやはこのポイントではわずかに背屈の数字を示しています。
そこからインパクトに向けて、背屈を戻して調整していることが発覚しました。
モーションキャプチャーでどこをどう直せばいいのかが明確に!
このモーションキャプチャーでは、どこをどのポイントで、どのように直すのか、が数字で表されます。
そのため、練習場などでいいボールが出たか出ないか、で判断するのではなく、スイングそのものが良かったのか悪かったのか、を判断します。
だからライターとやもハーフウェイダウンで、左手首が背屈しているのを、掌屈させる動きに修正していく方向で課題が明確になりました。
練習場で打っているだけではナイスショットができたのか、できていないのかで判断しがちです。ただ間違ったスイングをしている場合でも、ナイスショットが出てしまうケースもあるんですよね。
こうしたボールに惑わされず、悪いところ、直さなければいけないところをピンポイントで理解して修正できるのが、このモーションキャプチャーのすごいところ。
感覚に頼らず、数字で見られるPRGRのスイングスキャンのすごさを実感しました。
PRGRのティーチングは5ステップメソッドが基本の考え方
今回ライターとやが受けたSSコースでは、ティーチングも一緒に入っています。このティーチングで、ヒンジの使い方を指摘されました。
そのティーチングの基本となる考え方が5ステップメソッドです。
ティーチングの内容についても、100が切れないゴルファーと、シングルハンデを目指すようなゴルファーでは、できることや技術の理解、習熟度に大きく差があります。
そこでゴルファーの実力に応じて5段階に分類しています。例えばシングルハンデを目指すプレーヤーを教える内容を、そのままエンジョイゴルファーに教えても上手くはいきませんよね。
ゴルファーのレベルに合わせて、上達に応じてステップアップしていくという考え方が基本になっています。
そのため、ライターとやが今回ティーチングを受けたのとは、まったく違うポイントを指導される可能性もあるわけです。
段階を踏んでレベルアップしていくのが基本なんですね。
クラブフィッティングコースではお悩みに合わせたクラブ選びをアドバイス
SSコースには入っていませんが、解析後にクラブフィッティングをしてくれるコースもあります。
クラブと言っても種類がたくさんあって、クラブごとに性格が違います。ボールがなかなかつかまらずにスライスばかり打っているゴルファーには、つかまりを重視したクラブを。
逆にフックに悩まされているゴルファーには、過度につかまり過ぎるクラブではなく、叩いていけるクラブを。
さらにスイングスピードなどの体力でも、どのクラブを選べば最適解になるのか、個人個人に合わせてクラブをフィッティングしていきます。
「お客様に合うクラブを!」メーカーの心意気を見た!
ゴルフ上達には自分に合ったクラブ選びが不可欠です。合わないクラブを使ってずっと練習しているよりは、合ったクラブで練習するほうが上達も早い、という現象は比較的よく見られるようです。
そのためPRGR NAGOYAの岡本店長からは「私たちはより良い道具をゴルファーに合わせて提供していく、というメーカーの使命がありますから」と、クラブメーカーとしての心意気が強く感じられるお言葉をいただきました。
その基礎となっているのが、解析やティーチング、スイングスキャンを含めたフィッティングです。理想のクラブとスイングを自分に落とし込んでいく、というPRGRのサイエンスフィット。
自分のスイングを知るには最適だと思います。
さらに自分が今後レベルアップしていくための、課題がはっきりと分かります。「もっと上達したい!」というゴルファーの方も、目から鱗(うろこ)が落ちること請け合いです。
コースによっては岡本店長の手に持っていただいている、テキストがついてくるコースもありますよ。
※新型コロナウィルスの影響で、PRGRではスタッフのマスク着用が義務化されており、マスク着用での写真撮影となりました。
PRGRのサイエンスフィット どんな実力の人が受ければいいの?
なんとなくフィッティングというと上級者しか受けられないような、ハードルが高いイメージです。
しかし上級者だけでなく、スコアがなかなか100を切れない、スライスが止まらない、という方にもぜひ受けてみてほしいとのことでした。
それはやはり自分のスイングやボールの悩みが「なぜそうなっているのか」が動作解析による数値で理解できるからです。
さらにティーチングの5ステップメソッドに則って、どこから修正していけばいいのか的確なアドバイスもいただけます。
だからこんなクセを直したい、ボールが右(左)にばかり行ってしまう、などの悩みがあるゴルファーならば、どんな練習をすればいいのか、どこに気を付けたらいいのかが数字で確認できます。
上級者からエンジョイゴルファーまで、どんな実力のゴルファーでも大歓迎だそうですよ。
PRGRのサイエンスフィットでレベルアップ!
クラブやボールの動きなどは、弾道測定器などで測定できる場所も増えてきていると思います。
しかし体の細かな動きを解析できるのは、PRGRのサイエンスフィットならでは。体の動きが分かれば、自分の弱点が見えてくるかもしれませんね。
なかなか結果が出ないゴルファーや、もっとレベルアップをしたいというゴルファーに、スイングスキャンができるPRGRのサイエンスフィット、おすすめです!