ゴルフスイング
とや
硬い地面からのアプローチはどう打てばいい?
こんにちは、ライターのとやです!
冬の薄芝やベアグラウンド、凍った地面など硬い地面からアプローチを打たなければならない場面ってゴルフじゃ結構ありますよね。
そこで硬い地面から打つアプローチがいまいち上手くいかない! という方必見! 硬い地面からのアプローチってどう打てばいいんでしょうか。ちょっと見てみましょう。
目次
硬い地面からのアプローチで絶対やっちゃダメな「トップ」
硬い地面からのアプローチで絶対にやっちゃいけないのがトップのミスです。
硬い地面にソールが当たってしまえば、ヘッドが跳ねてトップに。またそれを嫌ってクリーンに打とうとして手元が浮いてトップに。
トップが出てしまうとグリーンの反対側まで飛んでいってしまいます。これがラフならまだいいんですが、バンカーや池があるともう大変です。
硬い地面からのアプローチを苦手にしている人は多い
硬い地面なので、ザックリやダフりが出ない分、すべてのミスがトップになりやすいんですよね。こうした地面からのアプローチを苦手にしている方も多いんです。
ミスをした時のダメージも大きいですし、失敗したアプローチの記憶が強く植え付けられてしまいます。
練習で上手くいっても、本番となるとまたプレッシャーも大きくなります。
硬い地面からのアプローチはウェッジの形状にも注意
硬い地面からのアプローチではウェッジの形状に注意してください。クラブ選びも大切な要素の1つです。
見るべきはバウンスです。
ウェッジのバウンスにはハイバウンスモデルとローバウンスモデル、また標準のモデルがあります。
一般的には、バウンスが高くなればなるほどバンカーでは真価を発揮してくれます。
しかし硬い地面からアプローチショットを打つとなると話は別。
バウンスが邪魔をして硬い地面に接触、ヘッドが跳ねてトップを誘発してしまいます。
そのため、硬い地面からアプローチする際のウェッジは、バウンス角が10度以下のモデルをチョイスしましょう。
サンドウェッジとして使っているハイバウンスモデルのものしかない! という方は、出球は低くなりますがアプローチウェッジやピッチングウェッジ、9番アイアンなどをチョイスすれば解決です。
硬い地面からのアプローチを成功させるコツ
硬い地面からアプローチを成功させるにはいくつかコツがあります。そのコツをちょっと見ていきたいと思います。
トップさせないように、自信を持ってアプローチできるようチェックしてみてください。
ロフトを立てて打つ
硬い地面から打つ時にはバウンスが邪魔になるので、バウンスに邪魔されないようロフトを立てて使いましょう。
ロフトを立てた分、ボールの打ち出し角は低くなります。ロブショットのような弾道ではなく、ピッチエンドランのイメージで打てるといいですね。
右足寄りにボールをセットする
ヘッド軌道をダウンブローにするため、ボールを右足寄りにセットするようにしましょう。
これでヘッドが先に地面に落ちて、ヘッドが跳ねたりトップしたりというミスショットを回避しやすくなります。
リーディングエッジを低く動かす
そして最後のポイント。リーディングエッジを低く動かすようにイメージしてスイングしましょう。
どうしても硬い地面からのアプローチでは「上からガツン!」と強く打ち込んでしまう方が多く見られます。
間違いではないのですが、必要以上に上からヘッドを入れてしまわないように打ちたいのです。
そのためリーディングエッジを低く長く動かして上げるようにイメージをすると、硬い地面からのアプローチが成功しやすくなります。
この時もう1つ注意したいポイントが、絶対に打ち上げようとしないことです。
ボールを浮かせたい気持ちはわかりますが、浮かせようとすくい上げれば逆にトップのミスが出ます。あくまで緩やかなダウン軌道でボールをとらえてあげるのがコツです。
硬い地面からのアプローチ練習 似た状況を作って打ってみる
もしご家庭に庭があるのであれば、庭の土の上などから実際にボールを打ってみましょう。
アスファルトなどの上なら、何かを敷いてクラブを保護しても大丈夫です。トップが出る方はロフトを寝かせ過ぎていたり、あおり打ったりしている方が多いでしょう。
あくまでロフトを立て気味に、緩やかなダウン軌道でコンタクトさせてください。
フェースにボールが乗る感覚を感じながら練習してみましょう。
硬い地面からのアプローチ トウでボールを拾い打ち
パターのように持って、ヒールを大きく浮かせた状態でアプローチする方法も有効です。
スコアラインの一番トウ側でボールの下を拾うように打つ感覚です。
これだとバウンスが一切邪魔をせず、ボールも少し上がってくれます。
また芯を外して打っているためボールの勢いも殺せますので、アプローチで引き出しの1つとして持っておくと重宝します。
打ちっ放し練習場でも打席のマットで練習できる
自宅に練習スペースがない方でも、打ちっ放し練習場の打席マットの上にボールを置けば同じような状況を作ることができます。
硬い地面からのアプローチは普段あまり練習しませんから、ラウンド中のミスが記憶に強く残ってしまっています。
するとその時の記憶が蘇り、「またミスをするんじゃないか」とプレッシャーがかかります。こんな心理状態では体が固くなって思うように打てなくなってしまいますよね。
硬い地面からのアプローチを克服するには、同じような状況から打つ“成功体験”を増やすのが最も有効な手段の1つです。
ぜひ練習に取り入れてアプローチでトップをするような大ケガは避けておきたいですね。しっかり準備してラウンドに望みましょう。