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プロゴルファー

もーりー

日本オープンを制したのは稲森佑貴!そして次なる男子プロたちの戦いの場はアメリカへ!!

皆さんゴルフを楽しんでいますか?

こんにちは、ライターのもーりーです。

9月以来久しぶりの開催となった日本男子ツアーは、プロアマ問わず日本一のゴルフプレーヤーを決める『日本オープン』。

久しぶりの大会がビッグトーナメントということで、選手たちも気合が入ったことでしょう。

そして戦前の予想どおり厳しいコースセッティングでスコアが伸び悩む展開。

そんなナショナルオープンを制したのは鹿児島出身の若武者でした!

※写真は昨年の全英オープン時のものです

最終ホールの見事なバーディーで優勝を手繰り寄せる!

無観客での試合が続く中、コンスタントに試合が開催されているのはアメリカの男女ツアー。

そして日本女子ツアーもある程度コンスタントに試合が続いています。

それに比べて試合の中止が相次いでいるのが日本男子ツアー。

2020年度に開催された試合はわずかに3試合(エキシビション含む)、直近の試合は9月のフジサンケイクラシックと、新型コロナウイルスの影響が直撃している残念な状況です。

そんな中、やっとで開催にこぎつけることができたのが日本オープンゴルフ選手権競技(千葉県・紫カントリークラブ すみれコース 7317ヤード パー70)。

賞金総額も減額され、優勝賞金も例年より1000万円ほど少ない3150万円になったとはいえ、国内屈指のビッグトーナメントですから、選手たちも気合が入ったことでしょう。

しかし日本オープンといえば例年、国内メジャー大会でも一番高難度なコースセッティングに仕上げることで有名であり、今大会もその例に漏れず、非常にタフなコースが選手たちを苦しめました。

そんなナショナルオープンで力を発揮したのが鹿児島出身の稲森佑貴選手。

最終日を1打差の2位でスタートすると、同組の首位スタートの谷原秀人選手との壮絶な一騎打ちに。

ツアーを代表するベテランでヨーロッパでも活躍する谷原選手に一時は2打差とされるも、稲森選手は冷静でした。

4日間苦手にしていた12番ホールでボギーとするも、その直後の13番をバーディーで見事なバウンスバック。

その後も粘りのパープレーを続け、17番ホールでついに谷原選手に並ぶと、最終18番ホールで残り2メートルのバーディーパットを冷静に沈めて勝負あり。

トータル5アンダー、くしくも2018年の日本オープン以来となるツアー2勝目となりました。

しかしツアー2勝が両方ともメジャー、しかも日本オープンだなんて、他のプレーヤー達からしたら、「どちらか1回譲ってくれよ!」って感じでしょうね ((´∀`*))。

26歳の若武者は“曲がらない”ショットが持ち味

2018年に続く日本オープン制覇という偉業を達成した稲森選手。

厳しいコースセッティングに対応できるのは、やはり5年連続でフェアウェイキープ率ツアー1位に輝いた“曲がらない”ティーショットでしょう。

昨年のドライビングディスタンスは95位と飛距離が出ない分、ドライバーからウェッジまでのすべてのクラブで安定したショットを打つことができます。

飛距離が出るにこしたことはありませんが、日本オープンのような厳しいコースセッティングでは、ティーショットを曲げてラフに入れてしまうと2打目でグリーンを狙えなくなることも多いので、稲森選手のような方向性重視な選手に有利に働くのかもしれません。

そんな稲森選手は松山英樹選手らと同じスリクソンの契約選手。

今大会ではこの秋のニューモデルであるZXシリーズをさっそく使っていました。

ドライバーは球筋を操りやすいZX7シリーズを、アイアンはつかまりの良いZX5シリーズを採用していました。

そして飛距離面を補うためにウェッジはPW、AW、SWの3本にして、フェアウェイウッドとユーティリティーを2本ずつ入れているのも、稲森選手らしいチョイスですよね。

200ヤード前後のクラブを厚くする代わりに120ヤード以下はAWとSWの2本で距離を打ち分けているのでしょうね。

特にユーティリティーは19度がウッド型のカーボンシャフト、23度がアイアン型のスチールシャフトを採用。

ヘット形状やシャフトのチョイスで飛距離を出していくクラブとグリーンを狙っていくクラブを明確にしているところなんかは、我々アマチュアにも非常に参考になりますよね。

今年のZOZOチャンピオンシップはアメリカが舞台!

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そして10月22日(木)からはZOZOチャンピオンシップが開催されます。

昨年は日本初開催の男子アメリカツアーとして、タイガー・ウッズ選手が優勝、松山選手が2位となり、大変盛り上がった試合です。

今年は新型コロナウイルスの影響で残念ながらアメリカでの開催となりましたが、日本からは石川遼、今平周吾、堀川未来夢、星野陸也選手らが参戦します。

アメリカツアーからもタイガー、松山の両選手のほかにジョン・ラーム、ローリー・マキロイなどビッグネームが勢揃いします。

アメリカツアーの選手が有利だと思いますが、松山選手ら日本人選手から優勝者が出てほしいものですね。


というわけで、日本人選手たちがアメリカで大活躍することを願いつつ、今回はこのへんで失礼します。

それでは、また!