ライフスタイル
Fagio
よく聞くゴルフのワード「クラチャン」とは一体何?
練習場やコースに行くと「クラチャン」という言葉に、聞き覚えがあるかたもいらっしゃると思います。
でも、その「クラチャン」が何を指す言葉かご存じでしょうか?
この記事では、ゴルファー用語の一つである「クラチャン」についてご説明していきます。
1.クラチャンって何?
誰かのあだ名と勘違いしてしまうこともありそうな「クラチャン」。そんな「クラチャン」の本当の意味は、クラブチャンピオンを略した言葉。
クラブチャンピオンとは各ゴルフ場で年に1回開催される「クラブ選手権」という大会に優勝したゴルファーのことを一般的に言います。
または、クラブ選手権そのものをクラチャンと呼ぶ場合もあります。
このクラブ選手権の出場資格は、そのクラブの会員のみまた、場合によってはハンデキャップの制限があるコースもあります。
競技志向のゴルファーたちにとっては、ゴルフ場のナンバーワンの称号を得ることができるため、非常に特別で大切な試合です。
2.クラチャンになるために必要なこととは?
クラチャンになるために何が必要かというと、前の項で述べたとおり、クラブ選手権に出場して優勝することです。
クラブ選手権の競技形式はゴルフ場によって異なる場合もありますが、主流なのは、ストロークプレー形式で予選を行い、決勝トーナメントは2人で対戦するマッチプレー形式で競われるケース。
これは、マッチプレーこそがゴルフの原点であるという伝統に基づくものです。マッチプレースタイルでの競技は、普段のゴルフで行われることはほとんどありません。
マッチプレーを勝ち抜いて得られるクラチャンの称号は、この点でも特別なのです。
3.クラチャンになると得られる特別扱いとは?
クラチャンになることで、何か特別なことがあるのでしょうか?
まず、クラチャンになると、クラブハウスに名前が貼り出されます。「このゴルフ場で最も巧い人」ということが、そのゴルフ場を訪れる人々に周知される優越感はなかなかのものがありそうです。
また、ゴルフ場の駐車場やロッカーにおいて、優遇される場合もあります。
クラブハウスに近いクラチャン専用駐車場への駐車が認められたり、クラチャン専用ロッカーを使用することができるようになるのです。
4.クラチャンになると求められるものとは
クラチャンになると変わるのは、優遇措置だけではありません。
「クラチャン」の肩書きを得ることで、そのホームコースにおいては何かにつけてクラチャンにふさわしいプレーや振る舞いが求められるようになります。
プライベートのラウンドでも、冴えないプレーをすれば「クラチャンなのに……?」という感想を抱かれかねませんし、プレー中のマナーやクラブハウスでの言動にも、クラブの顔としての品格が期待されるようになるわけです。
高いレベルの技術を維持するために研鑽し、何事においても規範であることを忘れないというのが、クラチャンとして認められたゴルファーに必要なことなのです。
いかがでしたか? 「クラチャン」について、少しは理解を深めていただけたでしょうか?
競技志向のゴルファーなら誰もが憧れるクラチャン。あなたもいつかは目指してみては?