ギア猿
Gridge編集部
3月の『ギア猿』はスペシャルゴルフマッチ&PGAショー2023リポート90分スペシャル!
今月の『ギア猿』は、昨年好評だったスペシャルマッチと、PGAショー2023リポートです。
スペシャルマッチには、おなじみ華丸さん、関“QP”雅史プロ、クラブコーディネーターの鹿又芳典さんの『ギア猿』チーム、岡田圭右さん、東ブクロさん、タケ小山プロからなる前回優勝の松竹芸能チームに加え、新たに城彰二さん、松木安太郎さん、福田正博さんのサッカー解説者チームが参戦。
実力者が揃った今回のメンバー、いったいどんな戦いが繰り広げられたのでしょうか? 好プレー・珍プレーが続出したこちらの様子はぜひ放送でご確認ください!
こちらの記事では、鹿又さんによるPGAショーリポートを中心にお届けします!
軽量ドライバーと新作ウェッジに注目!/タイトリスト
コロナの影響もあり3年ぶりのPGAショー(PGA Merchandise Show 2023)取材となった鹿又さん。最初に紹介するのは、PGAツアーでも大人気のブランド、タイトリストのブースです。
人気のTSRシリーズに追加された軽量ドライバーと定番ウェッジの最新モデルが登場します。
270グラムの軽量設計で飛ばす! TSR1 ドライバー
最初に注目したのは、タイトリストのTSR1 ドライバー。
約270グラムという軽量設計で、高いボール初速と打ち出し角を実現しています。タイトリストの担当者によるとヘッドスピード40メートル/秒(m/s)くらいの層を想定しているとのこと。
フェースには、先行して発売されたTSR2、TSR4で定評のあるマルチプラトーVFTデザインを採用し、ヒールやトウでのミスヒット時にもボールスピードが落ちにくい構造となっています。
最新ウェッジ、ボーケイ・デザインSM9、設計者のお気に入りは?
幅広いロフト、ソールバリエーションで世界中で不動の人気を誇るボーケイ・デザインのウェッジ。最新のSM9シリーズでは、ソール幅が最も狭いローバウンス設計のTグラインドが、ボブ・ボーケイ氏のお気に入りだそうです。
ツアーでも人気で、ジャスティン・トーマスやジョーダン・スピースが愛用しています。
よく「ローバウンスは上級者用で、ハイバウンスは初級者用」と言われていますが、タイトリストのマーケティングディレクター、コーリーさんはそれを否定します。
「ローバウンスはプレイヤーよりもコースのコンディションで決まってくる。硬くてしっかりしたコンディションはローバウンスが、柔らかいコンディションだとバウンスが多いほうがいいでしょう」とのこと。
行くコースや季節など、状況によってウェッジを使い分けてみてもいいかもしれませんね。
また、コーリーさんは「日本のタイトリスト公式サイトにあるウェッジ選択ツールはとても優秀」と言っています。
みなさんもぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
PGAツアーで人気上昇中!/日本シャフト
現在MODUS³シリーズが米PGAツアーで使用者を増やしている日本シャフト。はたしてどんな点が受け入れられているのでしょうか。
また、日本の女子ツアーで人気が高まっているカーボンシャフト「Regio Formula」シリーズの海外展開は?
PGAツアーではMODUS³ TOUR 120が人気だが、105も人気?
現在、PGAツアーで人気があるのはMODUS³ TOUR 120ですが、MODUS³ TOUR 105も人気があると、日本シャフトのヒロさん。
その理由は「背が高くて長いクラブを持っている選手は軽くしたがる」からだと言います。
しかし、「ツアーではMODUS³ TOUR 120が人気だけど、人それぞれスイングもアドレスも違う。だから、少し重たいMODUS³ TOUR 130、その後にMODUS³ TOUR 105が誕生した。幅広い層に当てはまるシャフトがあるのはいいこと」とヒロさんは続けます。
この選択肢の豊富さが、現在日本シャフトがアメリカでも受け入れられつつある理由なのかもしれません。
日本の女子ツアーで人気のRegio Formulaシリーズの海外進出は?
日本では、昨年くらいから女子ツアーで人気が出てきているのが、カーボンシャフトのRegio Formulaシリーズ。女子プロのみならず、アマチュアにもいいと評判が高まっています。
海外での現状を聞くと、「アメリカでは日本シャフトのことをスチールシャフトメーカーだと思っている。残念ながらプロツアーには日本シャフトのグラファイト(カーボン)シャフトは持っていかない。なので試したことがないプレイヤーが多い。けど試したことのあるプレイヤーは今でも使ってくれている」とのこと。
MODUS³ TOUR 105がアメリカで火が付いて日本では人気になりましたが、Regio Formulaシリーズについては、「日本からアメリカへ火を届けたいですね」と言う、『ギア猿』でもおなじみの日本シャフトの栗原さん。
はたして、Regio Formulaシリーズはアメリカのアマチュアゴルファーにも届くのでしょうか?
最新ドライバーAEROJETシリーズは3モデル展開/コブラ
最近じわじわと日本のゴルファーの間でも人気が高まりつつあるコブラ。
最新作AEROJETシリーズにはどんな特徴があるのでしょうか。
AEROJETシリーズは3モデルで幅広いゴルファーに対応
その名からも受け取れるように空力を特に意識してデザインされたAEROJETシリーズですが、AEROJET MAX、AEROJET、AEROJET LSという3タイプで展開されます。
やさしさを重視した「MAX」から、低スピンで飛距離性能をより強化した「LS」、その中間モデルとなるノーマルモデルというラインアップで、幅広い層のゴルファーに対応できるようになっています。
鹿又さんが中間モデルのAEROJETを試打してみると、ハーフウェイダウンからインパクトで「めっちゃ加速する!」と驚き、低スピンのストレート弾道で267ヤードを記録!
担当者によると「『パワーブリッジ・ウェイティング』という13グラムのウェイトをフェース裏の下方に空中に浮かせるようにトウとヒール付近に固定しています。ウェイトはネジで止めると硬くなるのですが、ネジを使っていないので弾き感がすごいある」という説明。
空力とパワーブリッジ・ウェイティングによる驚異の初速性能、みなさんもぜひ体験してみてはいかが?
緊急企画!? 視聴者プレゼントをかけてドラコン世界一とドラコン対決!
世界ドラコンランキング1位でコブラ契約のドラコン選手、カイル・バークシャーと鹿又さんが対決するという、なんとも出オチ感半端ない企画を実施!
ちなみに同選手、2019年には420ヤード、2021年には424ヤードでドラコンの世界大会で優勝。競技での自身最高記録は474ヤードとのこと。
もちろんそのまま対決しても勝負にならないので、鹿又さんはドライバー、バークシャーは8番アイアンでドラコン対決をします。
先攻の鹿又さん、「当たらなかった~」と悔しがるも、記録は252ヤード。
後攻のバークシャー、打った瞬間「どうだ!」と言わんばかりのドヤ顔をしますが、記録はわずかに及ばず245ヤード(!)。
という訳で見事視聴者プレゼント「AEROJET ドライバー」をゲットしました!
応募方法等は、記事末の『ギア猿』公式サイトでご確認ください!
アシックス、XXIO、クリーブランド、スリクソンの4ブランド揃い踏み!/ダンロップ
続いて、ダンロップが展開するゴルフ事業の4ブランド、「アシックス」「XXIO」「クリーブランド」「スリクソン」を紹介。
ご存じの通り、松山英樹選手が愛用するブランドです(XXIO除く)!
「松山選手が実際にクラブを使用してフィードバックをもらえることが、スリクソンにとって貴重な経験になっている」と、同社で研究開発をするジェフさんは言います。
ゴルファーたちがスリクソンのアイアンの性能の良さに気づき始めている
「スリクソンのアイアンは年々人気が高まっている」とジェフさん。「徐々にスリクソンのアイアンは性能が良いことに気づき始めている」と言います。
上級者に人気があるのはZX7 MkIIですが、一番人気があるのはZX5 MkIIだそうです。
アメリカ史上1番人気のドライバー!?
いっぽうドライバーはというと……。「ツアースタッフはZX7 MkIIに偏ると思っていたけど、ほとんどのツアー選手はZX5 MkIIに移行した。やさしいクラブだけどボールスピードが出るんだ」とのこと。
さらに、新モデルのZX5 MkII LSに関しては「アメリカ史上1番人気のドライバーかもしれない」と胸を張ります。
日本でも昨年11月に発売されているこのモデル、未体験の方はぜひ試してみてください!
Z-STARシリーズは3モデルがラインアップ
ボールは、Z-STAR、Z-STAR XV、Z-STAR◆(ダイヤモンド)の3モデルがラインアップ。アメリカではZ-STAR XVが1番人気とのことですが、鹿又さんは「3モデルそれぞれに特徴があって選びやすい」と評価。
いずれも基本的な飛距離性能とアプローチスピン性能は担保しつつ、飛距離性能により特化したZ-STAR XV、ソフトな打感とスピンコントロール性能が特徴のZ-STAR、XVの飛距離性能とZ-STARのアプローチ性能を兼ね備えながら、特にロング~ミドルアイアンのスピン量を増やしたZ-STAR◆という3機種。
あなたに合うZ-STARがきっとあるはず!
アメリカでも人気が急拡大中のXXIO
日本では不動の人気を誇るXXIOブランドですが、アメリカではどうなのでしょう?
ジェフさんは「XXIOは急激に成長した。その理由もパフォーマンスが良いから。使いやすいクラブなのでアメリカのゴルファーには大人気のブランド」とその人気にうれしそうな様子。
実際、以前はブースの端に追いやられていたXXIOのコーナーが、いまやブースの約半部を占めるほどになっていることからも、その人気の拡大ぶりがうかがえます。
アマチュアの80から90%がバッグに入れるべきウェッジ!?
最後に、ウェッジに定評のあるクリーブランド。CVX ZIPCOREは「80%から90%のゴルファーのバッグに入っているべき。キャビティバックのアイアンを使っているのにブレード形のウェッジを使う必要がある?」とジェフさん。
たしかに、ほとんどの人がキャビティアイアンを使っているのですから、ウェッジもやさしいキャビティモデルを使ったほうがいいというのは、理に適っているのかもしれません。
近未来のパット練習マシンを発見!
練習グリーンで、『ギア猿』でもおなじみゴルック店長のジャック高橋さんを発見! その高橋さんがちょうど体験中で「マジでやばい」と鹿又さんに興奮気味に伝えてきたのが「パットビュー X」。
グリーン上にラインを描画するシステム「パットビュー」は以前『ギア猿』でもご紹介しましたが、なんとそれをサングラスのようなARグラス上で可視化したのが、この「パットビュー X」。
開発者のクリスさんは「すべてのグリーンを練習できる場所にしたい。3Dスキャンによってグリーンの傾斜やパッティング方法を可視化したい」と言います。
レッスンプロやゴルフ練習施設向けの商品ですが、これは一度体験してみたいですね!
90分拡大版で盛りだくさんだった今月の『ギア猿』でしたが、いかがでしたでしょうか。
二転三転、波乱万丈のスペシャルゴルフマッチはぜひ放送でお楽しみください!
今月の放送予定は以下の公式サイトでご確認ください!