ギア猿
Gridge編集部
今月の『ギア猿』は雨の日のトラブルショットをサルベージ!!
今月は好評につき第3弾となる「トラブルショットをサルベージ!!」です。
番組が誇る(?)“降水確率40%の男”、MCの関雅史(QP)プロの神通力もあり、なかなか好天に恵まれない当番組のロケですが、今回はこれを逆手に取り、雨天時のトラブルショットを『ギア猿』視点でサルベージします!
普段なかなか練習できないこのトラブルショット、ぜひ番組で学んでください!
さらに、今放送ではQPさんが番組6年目にして奇跡を起こします!
重く湿った雨のラフ、どの番手までなら打てるか考えよう
状況は
・ピンまで152ヤード
・やや埋もれているラフ
華丸さんは、「7番アイアン(150ヤード)でフェースを被せて打つ」という決断。「タケ小山さんに教わった」方法だと言うが、結果は数十ヤード転がっただけのチョロ……。
再度チャレンジするも、キャリーが足りずに手前のバンカーへ。
鹿又さんは、まずボールの状況をしっかり確認してクラブ選びをすることが大切と言います。
今回は、ボールが半分くらいラフに埋もれた状態だったにもかかわらず、長い番手で上から急角度に振り下ろしてしまったため、実際よりも深いラフの状態にしてしまったようなものとのこと。
QPさんいわく「タケさんのやり方はボールが相当ラフに潜っている時なのでは」と予想。
さらに、このような状況なら、「フライヤーが出るので短い番手を持ちたい」と。QPさんいわく「6番~9番アイアンはフライヤーになりやすく、高打ち出し・低スピンになるので、番手以上に飛んでしまう」と。
それに加えて、濡れていることによってさらに芝の抵抗が増えているので、しっかり振り切れるクラブを選びたい(鹿又さん)とのこと。
これらを踏まえて、番手を9番まで下げ、バンカーを避けてグリーン右のエッジを狙うのが正解としました。
実際に試してみると、しっかりとグリーンエッジまで運べました。これでフライヤーがかかればグリーンに乗ってもおかしくないというショットでした。
今度は、同じ場所でもっと深くボールが埋もれていた場合にチャレンジ。
鹿又さん、QPさんの2人が「どのクラブだったら打てそうか」という基準でクラブを選ぶべきという話をすると、華丸さん、なんと想定外のユーティリティ(26度)を選択。
思いのほか上手く打ててしまい、グリーン近くまで運べちゃいましたが、2人の見解は「最低の答えではなかった」が、不正解にかなり近いというものでした。
深いラフから打てる限界を知ろう!
鹿又さんいわく「どのくらいの状態だったら自分が上手く打てるのか、限界を知っていてほしい」とのことで、8番アイアンから順番に短いクラブで打ってみました。
その結果、9番アイアンから下の番手なら打てるということがわかりました。
これを自分で把握していると、例えば、グリーン手前にバンカーがある場合に、最初から手前で刻んだほうがいいという選択ができるようになるというわけです。
今回のシチュエーションは残り152ヤードですが、「安全に行くなら50度を選択して、3打目をしっかり打っていく」という選択をすれば、周りの人からは「この人、ゴルフを知っているな」と見られます、と鹿又さん。
大事なことは「ラフはトラブル」だと思うこと。華丸さんは「球が浮いているしラッキー」と今まで思っていたようです……。
ディボット跡はボールの位置が重要!
ところで、ディボット跡にボールが入った場合、その状況は大きく3パターンあります。ボールがディボット跡の入口付近にある場合、真ん中にある場合、出口付近にある場合の3つです。
これを華丸さんが難易度を予想すると、
簡単:入口>真ん中>出口:難しい
となりました。
しかしこれ、実際は逆。
ボールの手前に何もない出口付近が一番簡単で、ボールのすぐ手前に地面がある入口付近が一番難しくなります。
また、真ん中は、出口付近と同様ボールの手前に何もないという意味ではやさしいのですが、ヘッドの軌道がターフの向きに影響されやすい点に注意、とQPさん。
いずれにせよ、ディボット跡にボールが入っていた時は、そのボールがディボット跡の中のどこにあるのかをしっかりとチェックしましょう。
雨のバンカーはバウンスを使わないようにする
3つ目のトラブルショットはバンカー。
状況は
・ピンまで30ヤード
・湿ったバンカー
ここで華丸さん、「以前なら58度を持っていた」という場面で、先月の放送で学んだことを活かし54度をチョイス。
「下が硬いので砂を薄く取る」意識で放ったバンカーショットはバックスピンがかかり、見事ピン横にピタリ!
QPさんは「湿ったバンカーはバウンスが跳ねてトップしてホームランしないように、フェースを開かずに真っすぐ構える」と言います。
これを聞いた華丸さん「開かないなら58度でもいいの?」と。先月の放送で学習したロフトと距離の関係がしっかり身に付いていました。
バンカーは雨が降って少し硬くなったほうがやさしくなるようです。
逆目のラフは低く長く払い打つ! お手本を見せたQPさんは……!
状況は
・ピンまで25ヤード
・逆目のラフ
・バンカー越え
・ピン手前
というなかなかハードなシチュエーションです。
しかしここで華丸さん、「プロを目指しているキャディさんに教わったアプローチをやります」と宣言して、またもベタピンのスーパーショット!
逆目のラフをいろいろ研究したというQPさんは、「パターのようにヘッドを低く払うように打つ」と言います。
そしてお手本を見せると、番組6年目にして初のチップイン!
まるでメジャーを優勝したかのようなガッツポーズを見せてくれました。
Dチョイスは雨グッズ特集!
QP“降水確率40%”さんのおかげか、ロケ日にしっかり雨が降って雨グッズが紹介できることになった今回のDチョイスコーナー。
早速見ていきましょう。
雨イージングレインスーツ(マックスアンドアレックス)
一見普通の雨合羽のように見えますが、なんと40秒で着替えられるというのがウリだそう。
実はパンツが内蔵されており、ファスナーで閉める形で履くことによって、簡単に着ることができるようになっています。
CASARA(テクノゲートウェイ)
濡れた傘から3秒で水滴を取り除くというこのグッズ。
タオルとの違いは、中に乾燥材が入っていること。商品自体もすぐに乾燥するように作られています。
傘の先端部分に巻き付けることで、雨の日にお店や車内を濡らさないで済むという便利グッズです。
グローブキーパー(Tour・G)
グローブをはめて乾かしやすくするこの商品。ゴルフ場でキャディバッグにぶら下がっているのを見たことがある人も多いのではないでしょうか。
型崩れを防ぎつつ、グローブをいい状態のまま保管することができます。
レインシューズカバー(アントレックス)
靴を履いたまま装着できる、“靴のレインコート”。
ハイカット形状なので、通常のシューズなら丸々覆うことができ、雨をシャットアウトできます。
しかし、ソール部分も覆ってしまうので、ゴルフシューズとしての機能はなくなってしまいそうです。
めったに見られない(?)QPさんの雄姿をぜひ放送でご確認ください!
番組ではミスをしてイジられることの多かったQPさんですが、今月は“雨男”の面目躍如でした。
以下の公式サイトで放送予定を確認して、QPさんの雄姿を何度もご覧ください!