ゴルフクラブ
サラゴル77
スプーンは本当に必要?スプーン抜きセッティングでスコアアップ!
たまにしか打たないけど、スコアメイクで重要なフェアウェイウッドはできるだけミスをしたくないですね。
そこでセッティングとしてスプーンを抜き、クリークを有効活用することをオススメします。
目次
スプーン、クリークとは?
こちらは各フェアウェイウッドの番手の別名称のことを指します。
皆さんご存知と思いますが、3番のフェアウェイウッドをスプーン、5番のフェアウェイウッドクリークと呼びます。
その他にも1番ウッドをドライバー、2番ウッドをブラッシー、4番ウッドをバッフィと呼びます。
2番ウッド、4番ウッドは聞き慣れない名前ですね。今では多くのメーカーがスプーン、クリークを中心に商品ラインアップを作っています。
スプーンは難しいクラブ?
フェアウェイウッドのセッティングとしては、スプーンと呼ばれる3番ウッドからセッティングしている方も多いでしょう。
やはりアマチュアゴルファーでも飛距離は捨てがたいもの。ただし、スプーンはロフトが立っており、しっかりとキャリーを出すにはヘッドスピードが必要なのも事実です。
かく言う私も以前はスプーンからセッティングし、よくパー5で2オンを狙ったものです。
しかしスコアメイクを考えスプーンを抜き、クリークのみに変更をしました。なぜそうしているか、良い点を紹介したいと思います。
良い点
スプーンを抜いてクリークを入れた良い点は下記になります。
1.高い確率でナイスショットできる。
2.欲が出た際の大ミスを防げる可能性がある。
3.スプーンを抜くと他のクラブを1本入れられる。
この後の章で詳しく説明していきましょう!
1.高い確率でナイスショットできる
結論から言うと、スプーンよりクリークのほうが高い確率でナイスショットできます。
具体的には、ロフトが寝ていることから球が浮きやすく適正なキャリーが出やすくなっています。さらにクラブ長が短いことから、ミートさせやすく、確実性という視点からもスプーンより優れています。
しかし、しっかり打てた際の飛距離の面では、スプーンのほうが優れていると言えます。
ここで注意してほしいのが、スプーンで適正なキャリーを出すには、ある程度ヘッドスピードが必要なことです。
スイング的に高さを出せるゴルファーもいると思います。ヘッドスピードやスイングの観点から、一度練習場でスプーンの飛距離がどの程度か、クリークよりも飛距離が出ているか確認をしてみましょう。
クリークであれば、ヘッドスピードが40メートル/秒前後でも楽にキャリーが出せる可能性が高いと思います。
また何より、0.5~1.0インチ短いことにより、ミートさせやすいことが一番のメリットです。
初心者の方でフェアウェイウッドを購入する際は、おすすめはクリークです。ヘッドスピードが速い方でも、ミートさせやすい観点から最初はクリークが良いでしょう。
2.欲が出た際の大ミスを防げる可能性がある
ゴルフ場は練習場と違い、常に平らなところからは打てません。また平らだと思っていても少し傾斜していたりします。
スプーンはティーアップしない地面から打つクラブの中で一番長いクラブ。少しの傾斜が出球に及ぼす影響も大きくなります。
上記のようなことは頭でわかっている、しかしゴルフ場に行くと欲が出るものです。
ここで2オンさせてバーディーを取りたい、1打目のドライバーでチョロをしたから挽回したい、などと思い欲が出て、状況が良くないのにスプーンを持ってしまう。
そんな時に大叩きしてしまう可能性が高いのです。
欲が出てしまう場面でもスプーンを抜いてしまえば、大事件は防げるかもしれません。
2打目OBはメンタル的に厳しい状況になりますし、スコアメイク上避けたいところです。
3.スプーンを抜くと他のクラブを1本入れられる
これはスコアメイク上大きなメリットになる可能性を秘めています。
入れるクラブとしては、自分の苦手な場面で役に立つクラブを入れましょう。
例えば、スコアメイクで最も重要なウェッジを増やす、バンカーから確実に出せる専用のクラブを入れる、ユーティリティを1本増やす、などです。
2打目OBなどの大きなミスを事前に防げて、逆に苦手な場面で活躍するクラブを入れられる。
スコアメイク上大きなアドバンテージになることでしょう。
クリークのアレンジ方法
ここでは筆者がやっているアレンジ方法と体験談を書いてみます。参考になれば幸いです。
大きく2つあり、「短く作ってみること」と「シャフトの選び方」についてです。
1つめは、「短く作ってみること」です。
最近のクラブでは42.5インチのクリークが多いと思います。そこで私は42.0インチと、0.5インチ短く作っています。
これをすることでよりミートさせやすくなり、さらに確実性が増しました。
注意点としてはやや球が上がりづらくなること。こちらは特にある程度ヘッドスピードがあるが球が散らばる方にオススメのアレンジ法です。
次に「シャフトの選び方」です。たまたま中古ショップを探していた際、ドライバーと同じシャフトでフレックスが硬いものを見つけ試打してみたところ、これが大変に良かったのです。
フェアウェイウッドはシャフトを重くすることが1つのセオリーでありますが、ドライバーと同じ重量帯ということでヘッドスピードが上がり、平均飛距離が出るようになりました。
こちらもヘッドスピードが速い方にオススメです。
以上ぜひ試してみてください。