Gride

初心者

よっしー

キャディですがゴルフ初心者です。第43話「練習場とコースの違い!」

練習場では真っ直ぐ打てていたので、コースに出ると真っ直ぐ打てないのを不思議に思っていました。
だって、練習場だったらちゃんと真っ直ぐ真ん中に打てているんですよ。

初心者の頃に思いませんでしたか?
「練習場だと真っ直ぐ打てるのに、なんでゴルフ場だとこんなに真っ直ぐ打てないんだろう?」って。

もちろん練習場と違って、立つところが平らでなかったり、木のせり出しなどの視覚効果があったりといったこともありますが、それにしても真っ直ぐ打てない!

練習場では、方向を定めてマットに沿ってボール位置と平行に構えて、そのまま打てば真ん中に行くのに……。

ここで気が付くんですよね。
……マットに沿って……??? あれっ?
「マットがガイドラインになっているから、ちゃんと真っ直ぐ行くように構えられるのか!」と‼

ガイドラインがないだけで、狙った方向に構えるのってとっても難しいんです。
そりゃそうですよね、練習器具として真っ直ぐ構えるためのアライメントスティック(細い棒状の練習器具)が販売されていたり、レッスンではスタンスとクラブを並行において、どこを向いているかを繰り返し確認したりするくらいですから、
コースでは、一面の芝があるだけで、スタンスを合わせるための線などありません。向いている方向を定めにくく、練習場で出来ていたことができないんです。

確かに、同伴者からよく「どこ向いているの?」と言われていました……。

それならば奥の手で、練習場のマットをコースに持ち込んで、ショットのたびに持ち運んでしまえばいいのか⁉

もちろん、ルール的にNGです。
目標の向いて構えるためにものを置くことは、ものが何であろうとルール違反なのです。ただし、物を置かなければいいので、打つクラブを空中に持った状態で、打ちたい方向に向くためのラインを作るのは違反ではありません。また、同伴者やキャディさんに真っ直ぐ向いているかどうかを確認してもらうことも違反ではないので、初心者・初級者の人は、スロープレーにならない範囲で、同伴者やキャディさんに向きたい方向に向けているかどうかを確認してもらってもいいでしょう。


自然の地形や木、地面の起伏などでパットの時に、パッティングラインを示すスパットとするためにマーク(枯葉でも何でも)を置いたならば、置いた時点で規則8-2b【プレー線の指示:パッティンググリーン上】の違反で2打罰となります。仮にパッティングラインを示しているわけではないと本人が主張したとしても、パットの線に触れたことで規則16-1a【パットの線に触れること】の違反を取られることになります。

グリーン上以外ならば、ショットする前にスパットとして枯葉等のマークを置くことはできますが、打つ前に取り除かず、マークを置いたまま打ってしまうと、規則8-2a違反で2打罰となります。