初心者
おっ3
スイングには捻り(ひねり)と捩じれ(ねじれ)が不可欠です!
アメリカの男性ゴルファーからの圧倒的な人気を誇る、ペイジ・スピラナック。
今回は、『完璧』と称されるスタイルではなく、全身に見られる捻りや捻じれに注目してください!
ゴルフのスイングには、この捻りと捩じれが必要なのです。
腰から足にかけて!
右膝の位置は変えずに上体を捻るため、骨盤も釣られるように回転します。
両足で地面をしっかりと踏みしめているので、回転した腰と固定した足をつなぐ脚部には捻りが生まれます。
この時、右の大腿部を右に回すようにするのでしょうか? それとも反対に左に回すようにするのでしょうか?
『おっ3』は、左に回す感覚です。
右に回すと、身体が右に流れやすくなりスウェイを招きやすいと思います。この捻りは、飛距離を生むと思います!
上半身!
その抜群のスタイルで日本ツアーを沸かせたアン・シネ。見ていただきたいのは、シャツにできたシワです。
これが、上半身の捩じれの証です。
ちょっと逆転の発想をしてみましょう!
シャツのこの部分にシワができるようにするためには、どんな動きが必要でしょうか? おわかりですよね。
スカートのベルトの部分と、肩との回転の角度に差があればこうしたシワができますよね。
前の段落で読んでいただいたように、右大腿部を左に回転するようにすると腰は回り過ぎることがありません。
肩と腰との間でいわゆる『捻転差』が生まれます。
この『捻転差』が、アン・シネのシャツに見られるようなシワを作り、上半身の捩じれそのものになります。
腕!
再びペイジ・スピラナックです。
ここでは、グリップが身体の正面にある状態における両腕の捩じれを見てください。両腕ともに、腕全体が左に回旋しています。
バックスイングでは、トップに向かって両腕ともに右に回旋します(最新の理論では、反対に左に回旋する! というものもあるようです)。
切り返しの後、グリップ位置が腰まで落ちる辺りから身体の回転に伴って、左に回旋が始まり捻り戻すように動きます。
左手の親指は、バックスイングでは右に倒れ、ダウンスイングの途中(ハーフウェイダウン)から左に倒れるように動きます。
両肘の間の距離をあまり変えないようにしながら捩じりを加えていくと、正確に、効率よくパワーを伝えることができると思いますよ。