初心者
Taddy Bear
上達の証が欲しい!家練パットは『音』でモチベーションを上げる!
パターは誰でも家の中で練習できる唯一のクラブ。
パットのスキルが上がれば確実にスコアアップが望めるのですから積極的に家練パットしましょう。
家練パットの方法はいろいろありますが、そのうちの1つが『音』を確かめながら打つ練習。
芯に当たればいい『音』が鳴って、地味な練習も楽しくなります。
「パットに型なし」でも芯に当てることに変わりなし
「ゴルフとパッティングの間に類似点はない。それら2つは異なるゲームだ。1つは空中で、もう1つは地上で行われる」
この名言を残したのは、ゴルフ史上屈指のプレーヤーと言われたベン・ホーガン。
白黒はっきりつけて言い切るところがベン・ホーガンのストイックな人柄を表していますが、やはり真理を突いている部分があります。
他のクラブと違ってスイングやグリップなど自由度が高いことから『パットに型なし』と言われるのも、地上で行われるゲーム由縁(ゆえん)。
かくして、次々と奇抜な新型パターが発売され、いろいろなグリップが試され、プロは他のクラブと同じくらい、あるいはそれ以上の時間をかけて練習するわけですね。
しかし、ベン・ホーガンの言うように異なるゲームであっても絶対的な共通項があります。
それはクラブ(パター)の芯にボールの芯を当てること。
また異なるゲームであることのメリットもあります。
それは家の中でも練習できることです。
パット上達の確固たる証拠が『音』
パットの練習、確かに家の中でもできるけれど、地味で快感度が少ないのも事実。
カーペットや人工芝の上では距離感も養えないし、ゴムのカップに入ったところで本番にどれほど役立つのか未知数なことが、家練パットを遠ざけている部分でもあります。
やはり家練パットをする限りは、飛距離が伸びたとか正確性が向上したというような、他のクラブで得られるような確固たる上達の証が欲しいところですね。
もちろん、家連パットでも、その上達の証を得ることができます。
そのひとつが『音』。
どのような形状のパターでもスイートスポットがあり、その芯に当たった時は独自の心地良い音を出します。
名器『ピン・アンサー』で一世を風靡したピン(PING)のメーカー名は、初代モデル『1-A』がピーンという澄んだ音を出したことが由来というのは有名な話。
家練パットでは芯に当たった時の『音』を追求しましょう。
『音』が良くなればショートパットに自信が持てる
パッティングの時、手に振動が伝わったり不快な音が聞こえたりしている時は芯を外している証拠です。
振動はねじれ、音は共鳴によって起こります。
芯を外してトウ側やヒール側に当たるほどねじれと共鳴の不均衡が大きくなるわけですね。
逆に、芯に当たった時ほど手に振動が伝わらず澄んだ音が出ます。
これは基本的にどのクラブでも同じ。
しかしドライバーやアイアンでこの感触を味わうのはなかなか難しいのですが、パターであれば家練ができるので、何回か繰り返していくうちに1球ぐらいは芯に当たるでしょう。
その時の感触と芯に当たった時の『音』を覚え、以後『音』の再現を目標にすれば家練パットのモチベーションを上げることができます。
きちんと芯に当てればボールは順回転するので球足が伸び、ラインに沿って転がっていきます。
なかなか芯に当たった『音』が出ない時はグリップを変えたりパターそのものを変えてみるのもいいでしょう。
パッティング技術には身体能力があまり影響しません。
したがって年齢や性別に関わらず練習量次第で上達の可能性があります。
家連パットで心地良い『音』が聞けるようになれば、1メートル以内のショートパットに対して自信を持てるようになります。
1メートル以内のショートパットの自信が持てるようになれば……、スコアに間違いなくいい影響があるはずです。