初心者
オニオンスライス
グリップは強く握る?ゆるく握る?どっちが正解なの?
身体に余計な力が入っていると、動きがぎこちなくなってミスショットにつながります。
でも、全身の力を抜いてゆるゆるな状態では、これまたショットどころではありません。
目次
プロでも意見は千差万別
青木功選手や松山英樹選手は、グリップを握る強さは「強め」とのこと。
しっかりグリップに力を込めながら、その他の身体のパーツに余計な力が入らないように、トップアスリートならではのボディコントロールをしているのでしょう。
またメジャー通算7勝を挙げている往年の名ゴルファー、サム・スニードは、
“Hold it light, as if you are holding a bird in your hands.”
「(グリップは)軽く握りなさい、小鳥を包み込むように」
と言っています。
一般的には「卵が割れない程度の強さ」という言い方で「あまり力を入れない」ようにすることを重視したアドバイスが多いようです。
強く握るにしても、弱く握るにしても、その感覚を実感するにはその人の感性が大きく関わってきます。
また理想の強さも人それぞれなので、それを伝える、または理解するのは意外と難しいものです。
座右の銘
筆者がゴルフを始めて間もないころ、師匠に褒めてもらいたい一心で練習自慢をした時の話。
「師匠、練習し過ぎてこんなに手に豆ができちゃいましたよ!」
それを見た師匠は、鼻で笑いながら、
「手に豆ができるほど強く握ってるから、スコアが良くならないのさ!」
この言葉は筆者の「ゴルフ座右の銘リスト」の上位に長く君臨しています。
それなりに力を入れなければ、力強いボールは打てません。
しかし、力を入れ過ぎるとスイングがぎこちなくなってしまいます。
その微妙な感覚を「手に豆ができるほど強く握ってはいけない」という形で教えてくれた師匠に感謝です。
あなたも自分が納得できる「グリップを握る強さ」のフレーズを手に入れて、その言葉を心でつぶやきながらプレーしてみてください。
まとめ
ゴルフのスイングにおいてグリップを握る強さは、もっとも重要なパートと言っても過言ではありません。
また、それを実践して自分の心地良いスイングを手に入れるには「滑らないグリップ」は必須です。
ゴムが劣化していたり、擦り減ったりしているグリップを使っていると、余計な力が入ってしまいスイングは大きく崩れます。
年季の入ったクラブでもグリップを交換すると、新しい魂が宿ったように蘇ります。グリップを交換して、理想のグリップを握る強さを探してみてください。